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school gift (6)~贈り物に対する考え方の違い

 
 
日本人たるや 約束の時間は厳守するもの。
 
5分前行動は 当たり前。
 
2時50分に集合と言われたならば 5分前には 現場到着。
 
これ 基本ですよね。
 
 
 
 
 
 
3時に授業が終わるのに 混雑をさけるために10分前集合という
 
設定自体 そもそも日本人独特の考え方だと思いますが
 
集合時間から さらに マイナス5分で 到着しとかないとね。
 
(アメリカ人なら 10分遅れは 時間通り。
 約束の時間30分~1時間遅れは当たり前で 結局 来ない、ということも よくあります。)
 
 
 
 
 
でも いろいろあるかもしれないし(?) やっぱり2時40分が目標か。
 
しかし、2時40分に到着するとして 駐車場から少し歩くよね。
 
その移動時間を5分とすると 2時35分には 駐車場に止めておかなきゃ。 
 
あ、でも 車を停めるのにいい場所が見つからなくて うろうろするかもしれないし
 
最後の登校日で混んでいるかもしれないから やっぱり2時30分ぐらいかしら。
 
 
 
 
 
家から 学校まで 実質15分ぐらいだけど 信号もあるし
 
あ、あの交差点で 時々 渋滞するから 20分ぐらいかかるとして~ 2時15分発。
 
でも うちの地下駐車場の 扉をあける時間もかかるし~
 
家を出るのは う~~~ん、 2時ぐらいね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
たぶん 律儀なさゆりさんは こう考え、
 
実際には 10分ほどしかかからない距離を 
 
念には念を押して 約1時間前には 出発されたことと思います。
 
それで 多分 2時20分ごろには 学校の入口で 待ち構えていたんじゃないかな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一方のわたし。
 
 
もちろん そんなさゆりさんの性格を見越し 
 
ちゃんと早めに家を出るようにしましたよ。
 
 
 
ただし 当時3歳の息子が そうは させてくれなかった。
 
 
 
 
「用意できた? 今日は プレゼント渡すから 早めに学校に行くよ~」
 
「・・・・・・・」
 
「あれ? おーい。 もう 出かけるよ」
 
「・・・・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まさかの お昼寝タイム。
 
さっきまで起きていたのに ブロック片手に 撃沈です。
 
 
 
 
 
大番狂わせとは このことです。
 
 
「起きて~ 起きてよ~ なんで さっきまで起きてたのに 寝てんのよっ!」
 
 
 
 
 
 
 
死人のように 動かない息子(デブ)。
 
握ったブロックを 引っぺがし あわてて 「うんこらしょ」と 担ぎあげ
 
必死で 車に 積み込みます。
 
 
 
 
 
 
「あっ そうだ 靴 靴!」
 
 
 
 
 
 
ぐにゃぐにゃの息子(デブ)を チャイルドシートに括り付け
 
後部座席に 靴を放り込んで あわてて出発です。
 
 
 
 
「なんで 寝てんのよぉ~ 起きて、 起きてよぉ~」
 
 
 
 
車の中で 後ろの息子に叫び続けるも
 
彼には よい子守唄でしかなかったことでしょう。
 
 
 
 
あれだけ 寝ないように 出発前には気を付けていたのに!
 
 
 
 
 
 
大慌てで 学校の駐車場に滑り込み、なんとか 入口近くのスポットを探すも
 
あいにくの満車!
 
この丸太(息子)を抱えるのならば できるだけ 近くに車を停めたい。
 
でも ない!  空きがない!
 
 
 
 
 
 
 
仕方がなく 大回りして 第2駐車場に。
 
これまた 大誤算。
 
 
 
 
 
 
エンジンを切る前に 時計を見ると 2時35分。
 
まだ 15分あるから 大丈夫か。
 
 
 
 
 
 
 
後ろのドアを開けると やっぱり 意識不明の息子。
 
っていうか いい具合に車に揺られて さらに 熟睡か。
 
いつも がっつり2時間は昼寝する息子の 眠りは 深い。
 
 
 
 
 
「起きて~ 学校に着いたよ 起きて~ 歩いて~」
 
 
 
 
 
ぐにゃぐにゃの足に 何とか靴を履かせ、
 
やっぱり起きないので 「おりゃ~~~」と 気合で担ぐ。
 
 
 
 
 
第2駐車場から 学校までは ネイチャーな散歩小道なんだけど
 
ありのままに言うと 舗装されていない ただの土の道。
 
 
 
 
 
足を挫きそうになりながら 当時推定体重18キロの肉の塊を抱え
 
走る! 走る!
 
っていうか 実際には 牛歩のレベルなんだけど。
 
 
 
 
 
結局 息子が歩いてくれれば 多少 石を拾ったりして寄り道しても
 
5分程度しか かからない距離を 10分ぐらい かけたかも?
 
 
 
 
 
 
とにかく 必死で 汗水たらしながら 肉の塊 引っさげて
 
私は 集合場所に 行きましたよ。
 
 
 
 
 
 
 
すると まだ 人影もまばらな学校の入口前で
 
涼しい顔をした さゆりさんの 姿が 目に入りました。
 
 
 
 
 
 
「遅くなってすみません~。 息子が寝ちゃってぇ~。」
 
「あらぁ 寝ちゃったの。 大変ねぇ」
 
「すみません。 でも 大丈夫ですから ギフトを渡しに行きましょうか」
 
 
 
 
くるりと向きを変え 学校に入ろうとする私の後ろで さゆりさんの声がしました。
 
 
 
 
 
「・・・・・ たわよ」
 
「えっ!?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「もう 渡したわよ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「 えぇっ!!!!?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
不敵な笑いを浮かべる さゆりさん。
 
 
 
 
 
「 あのねぇ 私 予定より かなり早く着いちゃってぇ~
 
  ブラブラ待っていたら 校長先生にあっちゃってぇ~
 
  手に紙袋を持って あきらかにギフトって感じでしょう~
 
  ここで渡さないのも 変かなって 思って 渡しちゃったのよぉ~」
 
 
そこから 一人渡せば 2人目以降も、と思ったらしく
 
そのままの勢いで 全員に 渡してきたとのこと。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
やられた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
だから日本人と 話し合ったり アイデアを提案するのは 怖い。
 
最終的な結論より その過程で 誰が どういう発言をしたかを 
 
ねちねちと覚えている。
 
 
さゆりさん的には 結局 2人で手渡すことになった事実よりも
 
その話し合いの過程で 私が 一度でも 「各自で手渡し」を
 
提案したこと自体が 許せなかったんでしょうね。
 
 
 
 
なんちゅー 意地悪。
 
 
 
 
っていうか 複数で手渡ししないと失礼だという 「日本の礼儀」は どうした?
 
しかも プレゼントの中身も あれだけ和風にこだわっていたのに
 
結局 「チョコレート」 だって。
 
採用されてるじゃん 私のアイデア。
 
っていうか あの時 怒鳴られた 私の立場は?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こういう陰湿な人って もちろんアメリカにもいるかもしれないけど
 
日本人の中には 必ず 一定割合いますよね。
 
さゆりさん、あなた そういう人だったのね、と 思いつつ
 
じゃぁ 次の年度末の 私の担当ギフトの時は どうするんだろうと思っていたら
 
 
 
「 次のギフトの時は ちゃんと 2人で渡しましょうね~ (ニッコリ)」
 
 
 
 
・・・・・・ まぁ もう 好きにしてください。
 
とりあえず 今度は 先に渡される心配はないし
 
ついてきたいというのなら どうぞ。
 
 
やっぱり 日本人は 足並みを揃えることが大事だからね。
 
何よりも 集団の「和」です。
 
特に 海外では この掟は 「鉄則」に近いです。
 
いつも 一緒。 どこでも 一緒。
 
常に 足並みは そろえて。
 
 
そうでないと ↑ みたいな 制裁が 待っていますのよぉ~~~~
 
 
 
 
 
 
 
 
さて 次の 年度末ギフトもいろいろあったんだけど
その模様は また 気が向いたら 書きます。
 
(っていうか 興味のある人いるかな?)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
永らく お付き合いありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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