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NO2127 真実を求め続ける(2)

パトカー先導で
パトカー先導で 16日(日)9月も半ばだというのに、30度越えの猛暑が続いている。朝方涼しいのがせめてもの救い。毎週金曜日のデモも先週で9回目を迎えたが、参加者は一向に増えない。新潟の人間はやはりおとなしく、怒りを表さないのか。先々週からパトカー先導で県庁までのデモ。

 民主党県連前で声を張り上げた後、自民党県連前、さらには連合前でもシュプレヒコール。労働組合が原発推進に加担するなど全く許せない。新潟県選出の国会議員は自・民は全て原発ゼロに反対だ。柏崎の再稼働にもはっきりと反対しているのは生活の森裕子だけ。

 デモの後、駅前で気の通い合う仲間3人で飲んでいるところへ「右翼」を名乗る74歳の男性が我々の席に割り込み、原発論に加わる。最初は警戒だったが、議論の中に入れた。中国人を「チャンコロ」と呼び、原発は推進、核ゴミは後世に残せばいいと平然と言う。山好きらしく、一人が「山に登る人が原発賛成ではねえ」と言ったら、黙った。

原発いらない 言葉だけ原発ゼロの方針を示した野田内閣は、その翌日に枝野経産相は建設中の大間と東通原発の工事継続を容認すると発言。この男も事故直後東電は倒産させ、発送電分離は必要だと、何度も表明しながら、ぶれにぶれ、最近では完全に推進派に取り込まれた。

 佐藤栄佐久前福島県知事は現在全国各地の脱・反原発集会に講師として飛び回る日々だ。佐藤氏が明確に脱原発に走り出すのは02年のトラブル隠し以降だが、就任直後の88年のトラブル隠しや91年に双葉町が7,8号機の誘致を決議した時に問題意識が芽生えたと。

 つまり、原発立地自治体には巨額の固定資産税が30年間保証されること。そのほか電源三法交付金も得られる。しかし、交付金の用途は公共事業に限定されており、いわゆるハコモノを作るしかなかった。維持管理費に使えないから、ハコモノの維持費が自治体財政の首を絞める結果になる。

県庁に向かって
県庁に向かって これを佐藤氏は「麻薬中毒患者のようだ」と表現。若い頃に見た夕張炭鉱の町に似ていると。固定資産税は償却で年々減っていく。原発もいつかは廃炉になる。誘致する世代はいいが、将来に責任を持てない。原発はまったく地域振興の役に立っていなかったと。 

 88年のトラブル隠しとは89年1月6日、福島第二3号機で警報が鳴り、原子炉が手動で停止した。実は88年の暮れからトラブルでこれが3回目だったことが後日判明。国際的にレベル2の事故。ショックは知事である自分に何も情報が入ってこないことと、知事に何の監督権限がないことが分かったことだったと。

 このトラブルは冷却水を再循環させるポンプの部品が脱落、座金やボルトが原子炉に流入していたという重大なもの。東電の副社長が謝罪に訪れた直後の記者会見で東電は「安全が確認されれば、ボルトが発見されなくとも再稼働する」知事の怒りに火がついた。知事はどう出たか。

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