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NO2118 最後は核ゴミをどうするかだ(3)

タイに生涯を捧げた故・神さん(右端)
日本語教育に生涯を捧げた神さん(右端) 6日(木)私は在職中、世の中は限りなく進歩するものだと教えてきたが、その自信がなくなってきた。政治も経済もあるべき民主主義的進展から遠ざかるばかりだ。生活、とりわけ食生活に限ってみても、幼少の頃に比べても、むしろ貧しくなっているのではないか。

 どこの家もそうだったが、正月やお盆になれば、食卓には数の子や煮魚や焼き魚が大皿に盛られ、ウナギやクジラ汁が当たり前だった。それが日常化したことが進化と言えば言える。魚も野菜も果物も昔誰でも買えたものが、お金持ちの食べ物になってしまった。

 我が家では夏は茄子やお化け胡瓜をたっぷり入れたクジラ汁が定番だった。クジラの捕獲禁止で僅か67gで400円もした。2回に分け、今日は茄子と胡瓜、明日は冬瓜と茄子で楽しむつもりだ。家族一食分で僅か10数切れに過ぎないが、味は十分、実に美味しい。

軍隊教育もある(軍服姿)
軍隊教育もある(群服姿) 前回は第二バリアまで紹介した。オーバーパックにより1000年の遮蔽を目指しているというのだが、さらにその周りを厚さ約70cm粘土製の緩衝材ブロックで囲み、地下水や放射性物質の漏出を遅延させる。最後のバリアが地下数百メートルの地盤ということになる。

 これだけのバリアを設けて、地層処分を果たしたとしても絶対安全とは言えない。欧州では10万年、アメリカでは100万年の管理が必要だというのだ。それほど危険な原発を放棄しないというのは、単に目先というか、経済的に有益だと考える人間の愚かさである。

 その地層にしてさえが、各国で試行が繰り返されているという候補地である岩塩層、泥岩層、花崗岩層も一長一短で不安が指摘されているというのだ。ましてや、埋設後に放射能漏れなどの事故があれば、亀裂の修復は絶望的だというから、何をかいわんやである。

後者周囲のヤシの木
校舎周囲のヤシの木 日本で計画されているステンレス製のキャニスター1本のガラス固化体(正味体積150㍑重量400g)の放射能は50年後に半減、100年後に10分の一、1000年後に400分の一に減ずると。1000年前と言えば平安時代だ。1000年後の子孫に責任など負えるわけがない。

「10万年後の安全」というフィンランドの映画では、科学者が10万年後の人間に危険な埋設場所をどうやって伝えるかという笑えない議論を真剣に論ずる場面が出てくる。そこまでして核ゴミを排出しなければならない愚かな選択とは一体何だろうと考えてしまう。

 09年現在の日本での高レベル廃棄物(ガラス固化体)の在庫は六ヶ所村に1445本、東海研究開発センターに247本、英仏に保管中のものが1338本(20年には2000本の予定)ほかに東海研究センターにはガラス固化体処分待ちの380㎥の廃液があるのだと。ああ! 

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