校舎の外観は立派だが
3日(月)アニー・ガンダーセン氏の話をもう少し。氏が強調したのは福島事故は収束していない。特に3号機の爆発の原因が誰にもわかっていないことだと。原因が分からないのに柏崎刈羽を初め、原発の再稼働はあり得ないことだと。事故から学ぶ姿勢がないとも。
氏はIAEAの問題にも触れた。国際原子力機関(IAEA)は世間一般には国際的な規制機関と思われているようだが、基本的には推進機関なのだと。規定にそう明記してあるそうだ。ただ今まで核拡散防止のために大きな役割を果たしたことまで否定したわけではない。
その証拠にIAEAは過去40年間、日本の原発は安全だと言い続けてきたと。そのIAEAの査察でさえ、政府は中越沖地震の際拒否しようとした。新潟県知事の抗議によって受け入れた経緯がある。氏は日本が外部(国外や国内の批判者)の声を聞こうとしていないと。
習字に挑戦
最後に氏は繰り返し4号機使用済みプールの問題、マーク1型の危険性に触れ、今の技術では問題を取り除くことは出来ず、廃炉にすべきなのだと。その危険なマーク1は福島の他には女川、浜岡1,2(廃炉)、島根1号、敦賀1号で使われている。世界で38基。
その改良型も東通1号機、女川2,3号機、浜岡3,4号機、志賀1号機、島根2号機で使われている。このマーク2も耐震性には弱い構造だと。氏は又アメリカが経済的に合わないと断念したもんじゅ(高速増殖炉)を日本が続けていることにも驚きだと指摘。
原発は危険なものであることは言うまでもないが、経済的に採算が取れないことを経済界や国民にもっと説得すべきだ。東電のみならず、アメリカの企業も安全対策より企業の利益を優先させるのが本質だから、絶対的な安全対策などやる気はないと思った方がいい。
出来栄えは
ところで、最高裁内部に従来の原発に関する行政寄りの判決に反省の動きが出てきたとの報道は遅すぎたとはいえ歓迎だ。そもそも日本の司法は3権分立が徹底しておらず、とりわけ国家の意思に関する自衛隊や原発などで独自の判断をしてこなかったと言ってよい。
今まで伊方、福島第二,志賀、女川、もんじゅ、柏崎刈羽等で運転差し止めや設置許可の取り消しを求めて起こされた訴訟は1例が途中での控訴断念、あとは全て最高裁まで争われた挙句に全て原告敗訴で退けられている。要するに統治行為を理由とした判断放棄。
最高裁が下した判決に国民が国民投票でノーを突きつけることはあっても、統治行為(つまりは国会の意思)を理由に判断を示さないのであれば、裁判所などいらない。欧州のように国民の重大関心事は国民投票や住民投票で決めよと判示するなら、まだ分かるが。
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