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NO2109 領土問題を考える(1)

タイ人はパーテイー好き
タイ人はパーテイー好き 29日(水)教え子の恩師で聖徳大学のK氏が新潟の方言研究のために来られ、私は実験台としてインタビューに応じた。昨日は五合庵や寺泊の魚市場にご案内し、岩室のわた膳で蕎麦をごちそうになった。まだ教育界に自由があるのは大学くらいかなと感じた。

 昨日の夜は脱原発の会議があったのだが、その席で私が「新潟県の規制委員会のメンバーが怪しい」というと、事情に詳しいT氏は「人選は県の原子力安全対策課がやり、東電の了承を得て知事が任命する仕組みになっている」との話に、やっぱりかとため息が出た。

 野田内閣が死に体で、原子力規制委員会の人事がもめているのをいいことに、間もなく消えてなくなる原子力保安院が原子力安全評価基準を改定し、原発の直下に「断層」があっても、運転継続が可能になるようにするというのだ!事故を受けて基準を緩める!?

子どものころから敬虔な仏教徒
子どもころから敬虔な仏教徒 これが大騒ぎにならないほどにマスコミも国民も鈍くなっている。政府の原発に関する世論の集約もマスコミは「大勢はゼロ」と書きながら、怪しな方向に動いていることを鋭く突かない。今になって「期間が短すぎた」とか「若者の声が少ない」などと言い始めた。

 連日、竹島、尖閣諸島問題など領土問題が危機的に取り上げられ、民族間の対立を煽っている。相互の観光客の往来やビジネスにも大きな影響が出始めているという。私のように中国、朝鮮人に友人知人を多く持ち、仲良く交流したいと願っている人々は多いはずだ。

 対立は常に国家間、政治家同士のつまらない思想対立やメンツから来ることが多い。明治以来の日本のお粗末な外交のツケを背負わされるようで憂鬱である。日中、日朝は決して二度と戦ってはならず、話し合いによってしか解決も道はないことを肝に銘ずべきだ。

日本語教師とタイ人教師たち
日本語教師とタイ人教師たち 冷静に考えるにはやはり歴史的に経緯を辿ることが重要だ。幕末まで日本に領土問題はなかった。竹島や尖閣諸島は勿論、北方領土でさえ、日露間で領土を主張することはなかった。樺太も千島列島も日露の雑居地域としてお互いに進出して仲良く暮らしていた。

 沖縄や小笠原でさえ国境が確定していたとは言えない。領土画定が必要になったのは、諸外国が日本の近海に現れ、貿易を要求し、開国を余儀なくされてからのことである。露国が樺太に兵営を、小笠原に英国や米国が乗り込んで、勝手に国旗を掲げたりした。

 そこで、露国との交渉によって1869年、樺太・千島交換条約が黒田清隆によって締結され、日本は北方4島だけでなく千島列島全部を領土とした。今思えば損な交換だったと思うが、話し合いによって決まった領土は確定させるのが近代国際法の基本でやむを得ない。

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