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NO2094 核燃サイクル政策を断念せよ(3)

ロカ岬の花畑
ロカ岬の花畑 12日(日)週末は毎週古町に立っている。一ヶ月が経ち、「もうやりました」という人が半分はいる感じ。県外の人(東京、北海道など)が関心を示してくれるが、残念ながら、県民しかもらえない。終わると、いつもビールを片手に国の重要文化財「萬代橋」を渡る。

 橋の袂に高浜虚子の「千二百七十歩なり、露の橋」という句がある。そんなにあるかなと思って数えてみたら440歩だった。調べてみたら、虚子が渡った萬代橋は木造の2代目で今の倍以上の長さ[782m]あった。今は3代目で六連アーチの鉄筋コンクリート製だ。

 その美しさは新潟の誇りだが、耐久性の強さも新潟地震で証明されている。地震の直前に完成した昭和大橋が崩落したのに、萬代橋は一部欄干が落ちただけで、びくともしなかった。信濃川河口にかかるこの橋の海側に柳都大橋がかかったが萬代橋には及ばない。

奇をてらうシントラペーナ宮
奇をてらうシントラペーナ宮 今現在、再稼働させた大飯の2基を除く全原発が動き出すとどうなるか。最近の原発は一基の出力はおよそ100万kwだが、この一基が生み出す使用済み核燃料は年間30トン、今までに出た使用済み燃料は原発内での冷却の後は六ヶ所村の日本原燃の中間貯蔵施設に運ばれ、一時保管されている。

 その総量が11年3月末現在で16800トンに上る。(世界3位)震災前に再処理を英仏に依頼して保管してもらっているガラス固化体はどのくらいあるか分からないが、返還のめどは立っていないという。返還されなくても保管料はかかり、それも我々の電気料金に!

 現時点での最善の処分方法は地下数百メートルに埋設して放射能を閉じ込める「地層処分」が国際的な共通認識である。日本も地層処分の研究は70年代で始まったというが、そのための事業主体、原子力発電環境整備機構(NUMO)を設立、02年に公募を始めたが今日まで応募なし。

奇をてらうシントラペーナ宮
奇をてらうシントラペーナ宮 事故がなければ、民主党政府は10年に最終処分場の選定候補地に立地の申し入れをすることになっていた。今後も立地に手を上げる自治体が現れるとはとても思えない。斑目氏や池田信夫氏のように「5億でダメなら10億積み、それでもだめならもっと積めば必ず落ちる」

 そんな考えで最終処分地を決めようなどとの思い上がりはもはや通用しない。現在の計画では16年後の28年に処分地を決定するというが、調査に10年を要するというのだから、その間に全国の使用済み燃料プールは満杯になる。そうなれば原発は動かせなくなる。

 代表的な原子力村の組織、原子力開発機構は日本の国土の半分は地層処分が可能だなどと強弁しているが、地下での管理を300年間しか見ていない。1000年後にガラス固化体を覆った鉄の容器が腐食して、放射性廃棄物が漏れ出すことを前提にしているというのだ!信じられない態度だ。

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