ロッククライミング体験に生徒を引率する際、生徒が「持参するもの」のメモをスタッフが走り書きした紙を手渡されました。
そこには「自分証明」との走り書きが。
「自分証明?はて?」と聞き覚えのない言葉をよく見つめていると、なんて事はない、それは「身分証明」と書かれたものを私が勝手に「自分証明」と読み間違えたものでした。
走り書きですから。
ただ、そこでふと「自分証明」というワードが何とも言えなく心に引っかったのです。
---自分を証明する---
身分証明であれば、どこの誰それで、何に所属していて、ということが分かるものが多く、例えば、保険証、運転免許証、学生証、社員証、等々。
自分証明は、所属や役職、順番に割り振られた番号など一切関係のない、自分をどう証明(表現)するかというととです。
何が好きで、これまでどういうことをやってきて、どこを目指して今何をしていて、何を考えているどんな人間。。。
そんなことをすぐその場で表現できる人はどれだけいるのでしょうか。
単一民族国家の日本では、
「ね、同じ日本人なんだから、細かいこと言わなくても何となく分かるでしょ、私とあなた」
であったかもしれませんが、これからの日本はそれが通用しなくなっていくでしょう。
また、そうなっていかないといけないのだと思います。
若い世代も、そうでない世代も、何人(なんびと)も、ぜひ「自分証明」を常に身につけていられるような人間になりたいものですね。
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