メスキータを望む
18日(水)先号では私の見たNZ人の働きぶりを紹介したが、今回はドイツミュンヘン在住10数年の環境ジャーナリスト熊谷徹氏著「びっくり先進国ドイツ」から、ドイツ人の働きぶりを紹介する。日本にも労働基準法はあって、一日8時間、週40時間の規定はある。
ドイツの労働基準法では一日10時間(勿論残業を含めての話だ)以上働いてはならない。又原則として夜8時以降の労働、日曜日や祝日の労働も禁止されている。問題はその法律が守られているかどうかである。ドイツでは労働基準監督署が抜き打ちで検査が入る。
違反が発覚すれば、多額の罰金が科せられたり、人事部長が逮捕されたりする。だから、今では違反の話は聞いたことがないという。そもそも、残業は評価の対象にならないから、残業はせずに勤務中の集中度は高いという。昼食も30分の企業が多いというのだ。
新婚さん写真撮影
フレックスタイム制度を採用している企業も多く、所定の労働時間(週37.4時間)をこなしていれば、いつ退社してもよい。教員も同様で、授業が終われば(小中高は3時には終わる)帰宅し、自宅研修(教材研究や明日の授業準備、日本も戦後そうだった)が可能。
「年間30日の有給休暇(日本は10日=法定。一般的には公務員、大企業は20日)にしても、ドイツ制度の根底にあるのは『個人の生活を楽しむ権利を与えた方が、社員もリフレッシュされて会社のために働く意欲が増す』という発想に立つ」日本とはまるで違う。
日本では例えば学校では休暇届で理由は書く必要もないのに(最高裁判決)理由を書かされた挙句に、嫌味を言われる場合が多い。だから、次回からは躊躇してしまう。私の在職中の全県平均が7日程度だった。私のように20日間取りきる(37年間で2回)のは稀。
従ってドイツでは「誠に済みませんが休暇を・・」という人は誰もいない。30日の休暇は全てとるのが当然の権利とみられており、みな堂々と休みを取る。休暇申請書に日を記入して、上司のサインをもらうだけ。消化しないと管理職が事業所委員会からにらまれる。
休みを取らないで働いても「やる気がある」とか「忠誠心がある」とはだれも思ってくれないので意味がないという。ただ、課長などの管理職は平社員よりもはるかに高い給料をもらっているので残す人も多いが、それでも2週間の休暇を年2回はとるという。
熊谷氏も「よくこれだけ休んで経済や社会がスムーズに機能する」と思ったという。休暇とは人生の中で一番大事なもの(女性裁判官)というのがドイツ人の一般的な考え方だという。休暇日数はフィンランド、イタリア、オランダと並ぶ世界最高だと。日本の1.7倍。
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