良寛がたびたび訪れた阿部家
4日(水)今日は新潟大学の西門前で署名集めとボランテイア募集の活動をやった。時間は古町同様10時から3時までだが、反応がまるでなく、疲れた。10人中8人がチラシを受け取ろうともしない。活動に参加したのは30代の若者たちで、同じ若者には見えない。
「どうしてこうも関心が薄いんですかねえ」と私がつぶやいたら、「世の中に関心を持たせるような教育を受けていないということじゃないですか」なるほど、私の現役時代から、社会科教育でさえ課題意識の薄い教師がかなりいた。文科省の勝利かもしれない。
署名してくれたのは通りすがりの年配の女性ばかり。それでも中には自分から近寄ってきて、「今日の授業は平和について考えると題し、原発がテーマなんですけど」という女子学生がいた。「じゃあ同じ授業を受ける仲間に渡して」とチラシ10枚ほど渡した。その子が輝いて見えた。
母をいたわる歌碑
物言わぬ教師、物言わぬ生徒づくりを戦後一貫してやってきた文科行政の責任を第一に指摘したいが、自分自身の無力感も率直に表明しなくてはならない。学生が世の中に無関心なもう一つの理由はテレビ、IT機器に振り回された生活も大きいように思われる。
9月に発足予定の新原子力規制機関、原子力規制委員会の委員長と4人の委員の人選が話題になり始めた。政府は今まで細野原発相の発言との整合性を意識して、直近3年間に同一の原子力関連会社や団体から年間50万円程度の報酬を受け取った者を除外するという。
規制委設置法に基づくガイドラインで、これで政府は「原子力ムラ」から独立した組織をアピールしたいらしいが、原子力村がそう簡単に利権を手放すとは思えない。現に産経新聞は「バランスを欠く人選が心配だ」との社説を掲げ、読売も国会の同意に反対だと。
山本家の墓
産経は最近原発問題ではなりふり構わない露骨な態度を隠そうともしない。「ガイドラインの用い方が排除のための手段に用いられると、適任者の就任が阻まれ続ける」という。彼らの言う適任者の名前を聞いてみたいが、3年間の経歴審査にも反対らしい。
池田信夫氏が主宰するBLOGOSというネット上のオピニオン誌でも産経と一体となった原発推進派を登場させ、規制委員会の人選に危機感を募らせている。朝日、毎日、東京が最近脱原発に舵を切りつつあることも彼らの攻撃の対象で、危機感を煽っている。
確かにその人選次第で原発の寿命40年問題、柏崎刈羽や全国の原発の再稼働問題、もんじゅや核燃サイクル政策、再処理工場問題の判断も委ねられることになるから、重大な関心を持って監視を続ける必要がある。この野田内閣が人選を進めることこそ不安である。
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