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NO2022 旅の中で考えたこと(2)

コルドバのメガソーラ
コルドバのメガソーラ 30日(水)出発前、スペインが再生可能エネルギーに熱心な国と聞いていたし、これだけは多少調べておいたので、楽しみにしていた。スペインの原発は10基だが、現在6基しか稼働していない。勿論新設計画もないから、脱原発の方向であることは疑いない。

 日本は事故を起こしても原発関連予算が減らない世界で突出した国なのである。国連エネルギー機関(IEA28か国加盟)の統計によると、日本は10年度3550億円のうち2481億円(69%)が原発関連。同規模の米国が18%、最も依存度の高い仏国でさえ44%だ。

 欧州は基本的には脱原発の方向だ。唯一推進を言明していたフランスも新大統領となったオランド氏は脱原発を公約に掲げた人だから、少なくとも減速するだろう。当然ながら各国とも再生可能エネルギー拡大に動いている。特に風力発電や太陽光発電を見てみよう。

マドリード郊外の風力発電
マドリード郊外の風力発電 最近は騒音や電磁波の問題で風力発電も洋上発電が主力になりつつあるらしい。とにかく2020年までの各国の計画を見ると、ドイツ900万kw、フランス、オランダは600万kw、ベルギーが280万kw、中国は3000万kw、アメリカは500万から1000万kw。

 スペインは8位で300万kwの計画である。風力発電は99年に始まり、07年にはすでに風力が原発の発電量を上回ったという。洋上風力のメッカはイギリス、それに続くのがデンマークだという。日本は世界に取り残さてきたがようやく福島沖に計画が・・・。

 沖合約20キロに13年に2000kw、14年に7000kwの浮体洋上発電が具体化してきた。洋上で発電し、海底ケーブルで陸上に送電するという。日本に先行する形でノルウエーやポルトガルで実証実験が始まっているという。元々は日本が先端を走っていたのだ。

日照300日というミハス
日照300日というミハス 原発にしがみついている間に太陽光や風力発電分野で中国にさえ追い抜かれることになっている。日本の電力会社に原発を断念させるには、コストの面で割に合わないことを知らしめる意味でも再生可能エネルギーを後押ししなければならない。もう待ったなしだ。

 実際に丸紅と三菱重工はすでに欧州の洋上風力発電事業に出資しているというではないか。今回の旅行中もいたるところでメガソーラや風力発電(陸上)の風景を目にした。地震のない国で自然エネルギーが進んでいるのに、地震大国日本が原発を断念できない。

 風力の羽根を小さくする、太陽光のパネルも小さくしたり、曇りの日でも蓄電できるような技術革新が急速に進んでいるニュースも時々耳にするようになった。7月に始まる全量買取制度はさらにそれに拍車をかけるだろう。大いに期待したいものだ。 

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