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NO2006 思い出の教師たち(3)

アンコールワット内
アンコールワット内 4日(金)A先生との思い出の続き。先生から教わったのは「教科書通りの授業はダメ」ということ。先生はほぼ毎時、自作のプリント(当時は鉄筆によるガリ版刷り)を用意され、ダンテの「神曲」を教えるときなどは自ら演じ、生徒の涙を誘う熱演であった。

 先生のアドバイスに従って私は中越教育事務所に掛け合い、「3年後に親元に異動させる」との念書をI管理主事の名刺裏に書かせ、その後、異動の度に印籠のように振りかざしたものだ。A先生とはその後も文通は続いたが、いつしか連絡が取れなくなってしまった。

 3年後に津南町から西蒲原郡の国上中学校に転勤し、社会科教師としてさらなる教材研究の必要を感じ、入会したのが民間の研究団体である歴史教育者協議会である。そこで出会ったのが故・棚橋潤一先生である。当時は県の副会長で全国に名の知れていた方である。

アンコールワット内
アンコールワット内 吉田駅前の喫茶店においで頂き、入会を申し出たのだが、余り良い返事はされなかった。後日談だが、「あんたは警察の回し者かと疑っていたんだよ」(先生は新潟大学一期生で学生運動で警察に留置された経験の持ち主)と笑われた。それでも無事入会を果たした。

 49年に設立されたこの団体の設立趣意書の書き出しが「私たちは限りなく祖国を愛する。そうして私たちは日本からいっさいの封建的なものやファッショ的なものを排除し、一日も早く、内には民主主義を発展させ、外には国際平和に寄与するようになることを願う」

 これこそ自分が教育を通してやり遂げたいことだと確信し、入会したのである。先生はとにかく勉強だと西蒲支部を立ち上げ、週一回の勉強会を始めた。レポーターを決め、そのレポートについて議論する。先生と2人だけの時でも決して流そうとは言われなかった。

アンコールワット内
アンコールワット内 先生から教わったのは、徹底した実証主義で地域史の掘り起しを重視した。私はお墓調べから入り、73年だったか、「父母が語る戦争体験をどう教えるか」で日教組全国教研の県代表となり、論文の書き方から大会での発言の仕方まで自宅に呼んでご指導いただいた。

 その頃からS校長の勧めもあって、海外日本人学校に応募し、文科省の面接で3回も落とされた。これで終わりと思った4回目でシンガポールに決まった。1981年は歴教協全国大会が新潟で開催されることが決まっていた。先生は激怒され「お前は日本を捨てるのか!」

 奥様が「若い人を育てるのも貴方の仕事でしょ」と私を将来のために快く送り出してあげるべきだ」と説得してくださった。新潟駅までお見送り下さり「落語集、万葉集、色川大吉著「ユーラシア大陸思索紀行」を下さった。まさかこれが先生との最後になろうとは・・。

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