「此処に決めます」
「えっ、本当にいいんですか。 中はまあいいけど、見た通り建物が古いですよ」
先日 ”いい物件なんですがねえ” と書いた物件
フェバーリアコンドミニアムの１３階なんですが借り手が決まりました。
２ベットルーム、ＲＭ２３００の物件です。
借りた方は若いご夫婦
３歳のお子さん、、そしてワンちゃんが一緒です。
「犬を飼ってはダメです」
KLに赴任することになり住まい探しを始めた奥さん、何処に問い合わせてもそんな返事だったとか。
まあ、だいたい何処のコンドミニアムでもだめですね。
そこでネットで見つけた私のブログ
コンドミニアムの低層階ローライズで犬を飼っている方のことを書いたのですが、それを見てローライズだったら犬を飼ってもいいのかなと、藁にもすがる思いでコメントをくださったらしいのです。
その後は直接私のメールアドレスにメールを頂くことにして・・・
メールをくれたのは奥さんのほうで、そのメールの文面には切々と、犬を飼ってもいいというところが見つからなくて困っているということなどが書いてありました。
そこで私は我がコンドミニアムの長老不動産屋、金髪のジュリエットさんに一応聞いてみました。
「犬？ オッケーラー、上の階にデカイ犬いるじゃないか」
「ああ、あのライオンみたいなチャウチャウ犬か？」
「そうそう、外に出てみろ、犬の散歩している人いっぱいいるぞ」
まあ長老ジュリエットさんが言うんだから間違いない。
ということでフェバーリアコンドミニアムのペット事情と飼っていい旨メール送信
それでも真面目な女性らしく、玄関のピンポ～ンにも反応してワンワン吠えるんですけど大丈夫ですか、もし苦情が来たらどうしたら、などなど、あれこれ心配ごとが切々と・・・
そこで私は 「あのですね、私が知っている人の中には飼っちゃいけないというコンドミニアムで１０数匹飼っていた人もいたんですよ。 それも女性一人で。 あなたも苦情が来たら引っ越せばいいさくらいに考えられませんか」 とまあ聞いたふうなことを・・・・・・・
実は・・・・我が家が日本から猫を連れてＫＬに引っ越して来る時、「猫飼っていいですか？なんてオーナーに聞くことなんかないのよ。何だかんだ言ったって飼ってしまえばこっちのもん。出ていけと言われたときは居座るのよ」 と家内が言っていたのを思い出して・・・・適当なことを・・・申し訳ありません。
それにしても同じ女性でも人に迷惑をかけてはいけないという真っ当な人生を歩んでおいでの方と、裏街道を驀進しているような奴とではこんなにも、、違うもんですね。 とジッと手を見ます。
私はストレス性直腸失調症とでも言えば分かっていただけそうな病に罹って、たいそういい病院で診ていただいたことがありますが、原因はただ一つ、ええ、分かっております。 分かっておりますとも。
そんなわけで今日５月１日メーデーでお休みの日 午後１時
この若いご夫婦と３歳のお子さんがフェバーリアコンドミニアムを下見にやって来ました。ベビーカーでぐっすり寝ているお子さんと・・・・
犬は？
空港のペットホテルに預けています。
「そんなに古く感じないです」
フェバーリアコンドミニアムの建物を見上げてご主人が言いました。
「今までコンドミニアムを見たことは？」
「ありません」
道理で・・・・
聞けば昨夜ＫＬに到着したばかり。
マレーシアでコンドミニアムを見るのは初めて。
これじゃ此処がＫＬで一番新しいコンドミニアムどと言っても信じて貰えそう。
エレベーターで１３階に上がってお目当ての賃貸物件に到着
「えー、いいですねここ」
「うん、いいね 綺麗ですね」
あらら、気に入ったご様子
実はここのオーナーはリッチな方で、ソファやテーブル、ベットなどの家具は私が見てもいいものだと分かる物
「ここでいいんですか。此処に住むということは私のご近所さんになるということですよ。それでもいいんですか？」
この冗談はあまり通じなかった。
「まあ、次のフェバーハイツを見てですね、それから決めても遅くはないですから。フェバーハイツに行きますよ」
と言うことでフェバーハイツに行くことに。
途中我がコンドミニアムのプールを見下ろしてもらいましたが、、古いプールなのに感激してもらえて・・・
ジュリエットさんにはＲＭ２３００の家賃を下げてくれるようオーナーに話してもらうことにして、歩いてフェバーリアからフェバーハイツへ。
フェバーハイツ １２階 ＲＭ１８００の物件です。
玄関を入って振り向いたところ。
バルコニーはありません。
うーん、何かセールスポイントがなくて住まい紹介のブロガー泣かせのような物件。
「犬を飼ってもいいですか」
強面の不動産屋のジャクリーンさんに聞きました。
「小型犬なら大丈夫！」
この ”小型犬なら大丈夫” というところをご夫婦にちゃんと聞いてもらいました。
ＲＭ１８００
高いか安いか適正か判断に迷うところ。
「値下げできる？」
「うーんできないね」
まあ１００位下げてもらってもしょうがないか。
少し暗いかな。
マスターベットルーム
このあと、フェバーハイツの物件をもう一ヶ所見て、フェバーハイツのミニマーケットで飲み物を買って木陰にあったテーブルでちょっと一休み。
「今まで見た中で一番良かったのは何処ですか？」
「一番最初に見たところです」と奥さんが言いました。
「フェバーリアですか・・・」
正直のところ私がフェバーリアコンドミニアムに入居する時、えー、こんな古いコンドミニアムは嫌だと思ったもんです。
一年で出よう。
家内の友達が熱心に薦めてくれんだからと入居しましたがそう思っていました。
そういう思いを他の人にさせてはならない。 なんちゃって・・・
その後他のコンドミニアムを２ヶ所見に行き、、更にとても住めない、住める状態にするには２ヶ月くらいかかると思われるリンクハウスまで見に行き、フェバーリアコンドミニアムに戻り不動産屋のジュリエットさんのところへ。
ちょっと出かけていたジュリエットさんを電話してすぐ戻ってもらって、借りることに決めた物件を再び見に行きました。
家賃はＲＭ２３００からＲＭ２０００に、マイクロウエーブと水道にフィルターを付けてもらうことなどを了解してもらう。
その後同じフェバーリアコンドミニアムの１８階に、たまたまオーストラリアから帰って来ていたオーナーの奥さんのところへ。
デポジットを払う。
このオーナーの部屋の豪華さは筆舌に尽くしがたいものがありました。
正式契約は明日
時間は夕方６時
外は強烈なスコールで空は真っ黒
我が家でお茶を飲みながら、、掃除機も付けてもらえば良かったと反省
明日契約のときに言ってみよう。
炊飯器はダメかな・・・
夜７時過ぎ、スコールも弱まったので近くのホーカーへ晩御飯を食べに・・・
その後ブキビンタンのホテルまで送っていき帰ると夜９時でした。
オーナーもいい人のようだし、良かったのかな。
っと、自己満足
おわり
