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NO1996 マスコミ報道の裏を読もう

何もなくなった
何もなくなった 28日(土)昨日の夕方ニュースを見ていたら、原発から10キロ圏内の警戒区域にあたる富岡町で野に放たれている牛や犬などの動物たちに餌をやるために、1年以上も毎日通い続けている50代の男性の姿を映しだした。酪農家ではなく、一般農業を営む人だった。

 累々と横たわる牛や犬の白骨化した死体。餌を求めて近寄ってくる動物たち。男性は「政府はこれを見よ!こんな状態で原発の再稼働なんてとんでもない!命は人間も動物も一緒じゃないか!」見るに見かねて通っていると。傍にいたボランテイアの女性も牛たちに「人間が悪いんだよね」と話しかけていた。

 映像が流れている間中、計測器のピーピーの音は鳴りやまなかった。男性は町長にも直談判し、殺処分に反対すると。町長は「貴方は正しい」と。26年も経ったチェルノブイリが、とうとう東京23区の1.6倍に当たる区域を永久立ち入り禁止にするとのニュースも。

船は凶器となった
船は凶器となった 茶番だが、東電は今後10年間の経営改革の道筋を示す「総合特別事業計画」なるのを経産省に提出。こんな企業を残すことにしたそもそもの誤りは置くとしても、来年度中の柏崎刈羽の再稼働や税金から1兆円、金融機関からも1兆円の支援をあてにしてのものだ。

 勿論一般家庭の電気料金10%の値上げも前提となっている。実現の目途もない前提の上に、前提が崩れれば更なる支援を要求することは目に見えている。核燃サイクル事業についても、原子力委員会が断念する場合(原発ゼロ)と継続する場合のコスト計算の試算を発表。

 数日前に発表した数字は批判を浴びて再発表したものだが、結論は原発をゼロにした方が安いに決まっているのに、その数字を操作しようとして批判され、再試算に追い込まれるという醜態。原子力村の解体が一向に進まない背景にある財界、官僚の根深さがある。

道路はそのままなのに
道路はそのままなのに マスコミは相も変わらず電力会社の発表をそのまま垂れ流している。関西電力の最大19.6%の不足という根拠のない数字もそうだが、今度は今朝の新聞では「電力赤字8000億円超」の報道である。その理由を火力発電所の燃料費の高騰を主因だとしている。

 電力会社によってその比率は違うだろうが、火力発電所の燃料はLNGガスの割合が高くなっているはずで、天然ガスの国際的な価格は下がっているというのが一般的な常識だ。加えて円高のメリットもある。そうしたデータを一切示さずに燃料費云々はごまかしだ。

 7月1日から始まる太陽光発電の買取価格42円を初め、自然エネルギーの原案がようやく決まった。ソフトバンクの孫社長でさえ評価しているが、私の感じではまだ安すぎる。これを電力会社は上乗せするから100円程度の電気料値上げになると。変ではないか。 

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