11日(水)土日の2日間、被災地を旅しながら、ドイツ人L子と日独のあらゆる側面について声が枯れるほどに議論した。彼女は弁護士になろうという人物だから、どんな話題でも会話が成立する。フェミニストや環境護持派を自称し、ドイツでも変わり者だと自認。
彼女が我が家や旅の途中で吐露した意見を思い出しがら、日本が抱える問題を考えてみたい。今日私の大好きな番組「クローズアップ現代」は成人年齢を20歳から18歳に引き下げる問題についての話題。日本の若者の過半数がそれを望んでいない事実が紹介された。
キャスターの国谷裕子氏はアメリカでの生活が長い方だから、なぜ?と思う訳だが、コメンテーターで登場した慶応大学の研究者を名乗る20代と思われる男性は、「それは若者の責任ではなく、そう思わせている日本の大人社会の問題では」には全面的に賛成である。
インタビューに答える高校生はいかにも心もとなく、私がニュージーランドで部屋を借りた家主の息子(高校生)思い出すと、恥ずかしい限りだ。日本の若者の幼稚さは間違いなく、そのように育てた親や学校教育にある。甘やかし、自立を促さないそれだ。
今日の番組ではスウエーデンの19歳の国会議員の発言やシチズンシップ教育の例を紹介していた。中学校に警察官を招き議論したり給食を一緒に食べる。つまり、将来の市民になるために社会に関心を持たせ、政治について議論をさせ、参加を促す教育である。
私は同じことを日本の公立学校でやったらどうなるかについて、L子に埼玉高校での政治的テーマに関する展示物が偏向教育とされた例や私の先輩が新潟水俣病の授業をやって、指導主事から批判され、猛然と反論した例を話したら、L子は信じられないと。
ドイツでは、むしろそれは奨励されることで、校長や行政から批判されることはあり得ないと。今日の番組で京都立命館高校の教師が今日と市議選?の候補名を挙げ、政策の違いを調べさせ、模擬投票をさせた例が紹介されたが、過去に問題にされた例がある。
私自身「戦争と平和展」と題して、過去の学校で遺品や史料を展示するだけの催しに対し校長に「大丈夫ですか」と言われたり。親から苦情をもらった経験を話したら、これも驚かれた。日本では建前上環境教育は奨励されながら、行動に結びつくことは許されない。
「健全な政治教育」という日本の建前は、政権批判に至らない限りという中国やベトナムの社会主義政権と同じ範囲での自由に過ぎない。だから、先の若者のインタビューの答えのように、「政治に関わるのはどうも・・」となるのである。20歳になっても変わるまい。


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