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NO1957 歌わない自由はないのか(4)

ハノイの古い寺
ハノイの古い寺 20日(火)君が代問題にコメントをいただいた。天皇制や君が代問題にはやはり関心を持ちの方はいらっしゃるのだ。昨日、私も支援者の一人である「土肥元校長の裁判を支援する会」から経過報告と今後の裁判継続への支援要請が届いた。勿論継続していく。

 マスコミはほとんど取り上げないから、裁判の内容をご存知の方は少ない。土肥氏は元・東京都立三鷹高校校長である。氏は私のような君が代、日の丸の反対論者ではない。氏は国旗国歌に敬意を表するのは当然だが、教委がそれを学校に強制すべきではないと。

 氏が離島勤務時代、都教委の職員が卒業式の日の丸掲揚のチェックのために、二人の職員を派遣した。船の都合で到着が遅れたが、校長は村長はじめ来賓の方々を待たせるのは失礼だと考え、式を始めた。当然の措置であろう。ところが校長は後日都教委により処分。

西湖の観光用ボート 都教委によるその後の土肥校長への注意・処分は執拗に続くことになるが、例えば、職員会議で職員の意向を聞くために、職員の挙手、採決を求めたことが職員の内部告発で処分、石原知事任命の将棋界の大物・米長邦男氏を批判したことも内部告発で漏れ、処分。

 この不当性をめぐる裁判で1月30日、東京地裁は土肥氏全面敗訴の判決を下したのである。今の橋下大阪市長の論理は98年、東京都教委の通達「職員会議での挙手採決の禁止」で東京で始まっていたのである。校長は職員の意見を聞いたり、取り入れる必要はないと。

 戦後、学校現場では日の丸、君が代は教えないことが戦いだとか、後ろめたいという雰囲気が長く続いた。しかし、私は積極的に教えるべきだと主張してきた。きっかけは、君が代の歌詞を漢字で書ける生徒が皆無に等しいという事実だった。これでいいのか。

入手困難なジャガイモ
ジャガイモがなかなか入手できない「黄味がよは、地よにやちよに、・・・岩音なりて、コケの・・」といった調子で、意味になれば全く滅茶苦茶だった。意味も分からず、大きな声で歌うことだけを指導される。子どもたちは歌を歌うのは基本的には大好きだ。とても誇りを持てる歌詞では到底ない。

 私が反対してきた理由は旧憲法下で愛国心の踏み絵として使われてきた事実、戦争中に海外侵略の道具としての役割を担わせたこと。それに対する真摯な反省がないこと、とりわけ、理由がどうであれ、国家が個人の思想良心の自由に踏み込んで強制することである。

 私個人は日の丸のデザインは気に入っているし、誕生の歴史にも特別異論はない。生徒がこのデザインを圧倒的に支持するわけでないことを知った時は驚いたほどだ。それ以上に君が代の歌詞はいただけない。文部省は君の意味は国家だとか国民だと説明したが・・。 

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