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NO1958 核ゴミをどうするのだ(3)

中越国境中国ランソン
中越国境の町中国ランソン 21日(水)昨日は午後「原発をなくす県連絡会」の結成総会に参加する予定だったが、風邪をひき、断念。それでも前から約束のあった教え子たちとの駅前の飲み会には駆けつけた。一人は新聞記者になった、あと二人は新大と北大の院生。若者の話は面白い。

 前首相管直人氏が再び日経ビジネスの記者インタビューに応じている。冒頭、戦後最大の国難に与野党超えて協力し合う関係がつくれていないことに責任を感じており、申し訳ないと。その上で、原発事故は人災だと断言。安全性への考慮が欠けていたと。

 その例として、福島原発のある場所は元々35メートルの高台にあったのに、それをわざわざ海面から10mまで土地を削って作った。それを東電の社史に「先見の明があったと」誇らしげに書かれている。冷却水を引き上げやすくするコスト削減のための措置だった。

ホーチミン、周恩来会談の部屋
ホーチミン、周恩来会談の部屋 最大の問題は正確な情報が首相に上がってこないことだったと。当日の午後8時にはメルトダウンが起こったと言われているが、自分のところに東電から来た情報は「燃料棒の上まで水がある」というものだった。結果的にはその水位計自体が壊れていたというのだ。

 原発の電源問題も、米国は9.11の後に、テロによる電源喪失を想定して、何重もの対策を決め、日本の原子力保安院にも伝えたと言われている。しかし、原子力安全委員会にも電力会社にきちんと伝えられなかった。専門家、行政、会社も握りつぶしてきたのだ。

 昨夜の若者達も、管直人だけを悪者にするのはおかしいと。とはいっても民主党のマニフェストや政策集を見れば、原発を過渡的エネルギーから基幹エネルギーへ、保安院の経産省からの独立、発送電分離、電力の全面自由化、何一つ実現していない責任は免れまい。

中国ビール
中国ビール 高レベルの核ゴミは世界的に地層処分で決まっているが、15億年以上動いたことのというような硬い地盤が日本にあるとは思えないのだが、日本政府は99年(小渕内閣)で「国内でも地層処分は可能」との判断を下し、00年に地層処分の主体「NUMO」を設立した。

 フィンランドは800mの地下に埋設するために1000mまで掘り下げ、57本のボーリング調査を実施、さらに10万年後の氷河期を想定してグリーンランドまで出向いてその影響を調査している。日本は300mの地下で十分としている。いい加減さは今でも見える。

 さらに、日本原子力開発機構は「管理は最初の300年間だけ。1000年後にガラス固化体を覆った鉄の容器が腐食して、放射性廃棄物が漏れ出すことを前提にしている。地下に閉じ込めておけば地上での被爆を最小限に抑えられる」といういい加減なものである。

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