ハノイ工科大学
10日(土)明日は震災から1年になる。あの津波、あの原発事故に大きなショックを受け、一時でも今までの生活を考え直さなければ・・と考えた日本人は多かったと信じたい。現に直後の新聞テレビの論調は、第二の敗戦だとか、未曽有の国難だとか・・・。
日本人は熱しやすく冷めやすい国民性だと言われ、「水に流す」という文化もある。それがプラスに作用すればいいことだが、しかし、あの戦争に対する反省と言い、今回の大震災もたった1年しか経っていないのに、まるで忘れたかのような動きも目立ってきた。
戦争同様、きちんとした原因究明、総括、反省がなければ、未来を切り開く展望も対策も生まれないだろう。いつまでも世界の笑いものになるような国であっていいのか。一方であの大混乱の中、冷静で秩序正しい国民性を称賛されもしたことも素直に喜びたいが。
自衛隊員、消防職員、一般公務員の職務に対する忠実や勤勉性、義務感の強さも誇ってもいい。結局一番ダメなのは権力に執着するしか能のない政治家、この国難に当たっても社会的責任に目が及ばず、自分たちの企業利益にしか関心のない経営者の面々ではないか。
津波は自然の猛威で避け難い部分もある。原発の危険は選択さえしなければ、明らかに避けることができるのだ。飯田哲也氏は今朝の紙面でも「原発事故後には一層の省エネと自然エネルギーの拡大が急務でとなったにも関わらず、人も組織もかわっていない」と。
その理由ははっきりとした方向性を持った政策展開がなされていない点では従来と全く変わっていないと。今後のエネルギー政策は大規模集中型から小規模分散型に転換することが急務だと。同じ紙面で米環境思想家のブラウン氏も日本の自然エネルギーは有望だと。
大学構内
同じ紙面で東大の山地憲治氏や諸葛宗男氏等原発擁護派は、性懲りもなく、安全性を高めて原発を選択肢から外すべきではないと主張している。原発再稼働論はこうした御用学者の後押しを受けて声を大にし始めた。ここ数日、震災1周年をめぐる番組が続いている。
10日現在、死者15854人、行方不明者3167人、避難・転居者34万3935人。新潟への避難者は震災後の3月31日に最大の9222人、9月2日に6486人に減ったものの、その後、再び増加に転じ、今月9日現在7112人、山形県、東京都に次ぐ3番目となっている。
避難者の声を聴くたびに涙を禁じ得ないし、原発や東電への怒りが新たになる。国民は私と同様にもっと怒りの声を上げるべきなのだ。故郷を追われ、家族が切り離された人々に何の罪があるというのか!事故を起こした国、東電を私は断固として許さない。
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