ベトナムの水田風景
23日(木)時々このブログにコメントをいただく。やはり人間、他人から評価を受けるというのはやる気を刺激してくれる。それが必ずしもプラスの評価でなくてもよい。真面目な意見なら聞く耳を持っているし、場合によっては反論のために勉強もするから。
日本の政治家の歴史認識はどうしてこうもお粗末なのだろうか。河村名古屋市長の「南京事件はなかった」発言のことである。その根拠が「事件後8年後に父が南京に行ったけど、みんな親切で反日的なことはなかった」というのだから、呆れてしまう。日本の恥だ。
自分で研究してみた、現地に行って調べてみたが・・というならともかく父親の話を元にした推測でしかない。日中友好条約40周年の年に、来日した南京市の要人に話したというから、さらに言葉を失う。私の父も南京や重慶に行っているが、決して話さなかった。
社会主義国で寺院参拝
確信を持って、そういう発言をするなら最低限南京に行ってみるべきだ。私は日の丸が翻った南京城の中華門の上に立って街を見渡し、虐殺現場がそのまま保存されている虐殺記念館にも行って、花輪や折鶴を手向けてきた。親に連れられた子どもたちの姿もあった。
河村氏や私の父が戦時中に軍人として南京市にいた事実だけで侵略の立派な証明になるとは考えないのか。邦人保護の名目で始めた戦争だが、実は旧満州の資源(農産物も)を略奪し、日本の人口問題を解決しようという明白な侵略戦争であったことは疑いない。
戦争が長引き、膠着する戦況を打開するために、戦争を拡大せざるを得ず、重慶を無差別爆撃し、首都南京の占領を名目に国民の戦意を煽り続け、果ては東南アジア全域に戦地を広げざるを得なくなって、自滅への道を歩んだ。その間膨大な死者の山を築いた。
寺院新設が進む
中国人の死者数については諸説あって、中国政府は2000万人といい、日本では東大史料編纂所の宮地正人教授の1221万5千人、高校日本史B(実教出版)は1000万人、「昭和天皇独白録批判の東史郎氏は軍人の死者131万人、英タイムズ社は軍・民間で1132万人。
今となってはどれが真実か断言はできない。日本の死者数310万人だけは定着しているが、これとて敗戦直後の政府発表は50万人程度だった。いずれにせよ、途方もない尊い命が失われたのである。その主たる要因が日本の侵略戦争にあることを否定できるのか。
大事なことは、あの戦争の事実関係と正面から向き合い、心から謝罪することから始めることなしに、アジア諸国との友好関係はあり得ないし、尊敬を勝ち得ることもない。百歩譲って、右翼のいうように白人との戦いだったと認めても、アジア諸国は関係ない。
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