おはようございます。
アフリカにいるといろいろな問題が出てきます。
その分、ルーティンワークが減っていきますので飽きることはないですね^^;
本日は、シリーズ化している兵法三十六計です。
昔、ある人が、
「将校が兵士と接する際に、守るべき原則がある。
将校は、決して、偽りの感情を装ってはならない。
兵士は、驚くほど、何が真で何が偽か、嗅ぎ分ける。」
と語ったそうですが、会社を経営していると同じようなことを感じます。
ここで書いている兵法などは手段であって、目的ではないと認識しないとダメですね。
中国古典:兵法三十六計をまとめてみたい方はこちらをどうぞ。
中国古典:兵法三十六計
では、今日のテーマは「反間計」「はんかんけい」
原文は以下です。
疑中之疑(騙すものは、騙される)
比之自内(この策の良いところとは)
不自失也(自らが疑うことがないこと)
これは、以下の故事からの知恵です。
中国戦国時代で最高の名将といわれる燕の楽毅は、大陸最強の超大国・斉に攻め入って瞬く間に七十余城を攻め落とし、残るは即墨と莒の二都市のみとなったが、即墨には田単が、莒には襄王が篭って固く守っていたのでなかなか攻め落とせませんでした。
そうしている間に、燕本国では昭王が亡くなり、代わって恵王が即位したが、恵王は太子の頃から楽毅と仲が悪かったのです。
このことに目を付けた田単は、斉に潜り込んでいた燕の間者を利用して「楽毅がわずか二城をいつまでも攻め落とせないのは、そのことを理由に斉に留まって民衆を手懐け、燕から独立して斉王となる野心があるからだ」という情報が恵王に伝わるように仕組みました。
それを聞いた恵王はさもありなんと納得し、騎劫を送って楽毅を本国に呼び戻しました。
帰国すれば殺されることが確実である楽毅は趙へと亡命し、名将楽毅を失った燕軍は田単率いる斉軍に負けつづけ、ついに斉の七十余城を全て奪回されてしまいました。
これを大まかに解説すると、
この策は、間者(スパイ)を利用して、相手を混乱させるものです。
自らが放ったスパイが持ってきた間違った情報で動けば、行動は失敗に終わるわけです。
逆に、情報には虚実があるものと考えて、常に疑う事が大事という意味でもあります。
それでは明日、この「反間計」をアフリカマーケットに応用した例をご紹介しますのでお楽しみに!
それぞれの貴重な情報を完全無料・期間限定で公開中!!
他では絶対得れない情報なのでこの機会にぜひ!
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。