フェリーの乗船を待つ人々

29日(日)橋下市長との連携が噂されている経済評論家で原子核工学科の修士号の肩書を持つ大前研一氏は原発の新規建設は不可能だと書きながら、原発の再稼働には積極的であっちこちのサイトで原発の安全性の重要性を強調しながら再稼働の必要性を説いている。
「テロリストがどうしようが、飛行機がぶつかろうが、20メートルを超える津波が襲ってこようが、原子炉は冷却できなくてはいけない。それが確実にできるように原子炉の安全装置を追加したかどうかこれが問われている」というのだが、日本の原発の現状を見よ。飛行機が墜落して耐えられる原発がどこにある?
大前氏が主張するような安全なものにするには、地下の核シェルターのようにするしかないだろう。技術的には可能かもしれないが、経済的には途轍もなく高くつくことは間違いない。そこまでして原発にしがみつく理由がわからないし、現実的でもない。
早朝炭を運ぶ
中川孝昭氏(保険屋を自称)が「最悪のシナリオを想定したリスクマネジメント」という論考を寄せている。その中で吉田昌郎氏が文芸春秋2月号の「東電吉田所長かく語りき」を紹介している。今でも「冬場を迎え、ホースの凍結や破損という事態が憂慮される」と。
また「使用済み核燃料3108本のうち、3号機566本と4号機1535本は建屋を失い青空にムキ出しの状態になっている。しかも、全てのプールの健全性が保たれているかどうか確認はできていない」ということだ。燃料棒を安全な場所に移す必要がある。
そうなると、プールから1本1本取り出す必要がある。それは爆発時間の定まっていない時限爆弾のような存在だと。フランスの原子力安全研究所の最大の懸念もこの使用済み核燃料の問題だということで、依然として、福島第一は非常に深刻な状態にあるというのだ。
早朝、サンドイッチを売る
プールでの保存がいかに危険か。プールに亀裂が入り、冷却水が流れ出ると大変なことになる。2827トンという途轍もない量が貯蔵されている青森県六ケ所村の貯蔵施設が一番心配だと広瀬隆氏が指摘している。民主党が10年6月に策定した基本計画を早く見直せ。
中川氏は事故前に「メルトダウンしたらおしまいだ」と言っていた専門家が事故後、「おしまい」を口にすることがなくなった。大前氏もその一人。ある大手ゼネコンが福島第一をコンクリートで覆う準備に取り掛かったという話が持ち上がっているという。
仮に実行に移すとしても、100年周期で補修を加えながら、10万年先を想定しなければならないと。それより、日本が原発をすべて廃炉にして見せることが、被災者に対し、支援の手を差し伸べてくれた世界中の人々への恩返しになるのではないかと。まったくだ。
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