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NO1901 今こそ原発と決別する時(4)

メコンデルタを行く
メコンデルタを行く 24日(火)柏崎刈羽原発5号機が明日から定期点検のため停止する。これで東電の原発は17基中16基が止まり、日本全体で50基が停止し、稼働は4基のみとなる。どこにも停電は起きていない。原発停止による停電はないことが証明されたということである。

 58基の原発を保有する世界第二位の原発大国(依存度で言えば世界一だ)フランスに新しい動きが。4月に行われる大統領選挙で優勢に戦いを進めている野党社会党のオランド候補が脱原発の公約を掲げ、寿命のきた原発から廃炉にし、25年までに24基に半減すると。

 サルコジ現大統領は推進派だから、日本の原子力ムラの連中同様、電力危機や雇用喪失を煽っている。地震のほとんどないフランスでさえこの動きだ。原子力村の巻き返しが強まる中、推進派であった経済評論家・大前研一氏でさえ新設は無理だと言い始めた。

メコンデルタで釣り
メコンデルタで釣り 逆に田原総一郎氏は原発ばかりではなく、消費税についても、増税を容認し、マスコミがその足を引っ張っていると批判をしている。評論家というのは、戦時中もそうだが、体制批判で名前を売りながら、形勢が変わると簡単に前言を翻し、責任も取らない。

 原発所有国共通の課題だが、仮にフランスも脱原発の方向に向かうとして、廃炉になる原発の放射性廃棄物のゴミをどうするかは決まっていない。日本は「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」で地層処分という方法が決まっているが場所は決まっていない。

 この法律は、当時与党だった自民党の一部議員が、党内の議論を封殺し、核燃料サイクルに対する疑問に答えることなく、合理性や実現性を無視して強引に成立させた。再処理をせずに処分した方が安く上がるとの調査結果が出ていたのに、「調査したことがない」

大蛇を首に巻くツアー客
大蛇を首に巻くツアー客 とエネ庁長官にウソの国会答弁をさせた事実を河野太郎氏が暴露したことは先日書いた。地層処分と簡単に言うが、調べてみれば、再処理で出てくる放射性の強い廃液を高温で溶かしたガラスと混ぜ合わせ、キャニスターと呼ばれるステンレスの容器の中に固める。

 このガラス固化体を安全に埋められるのか。ガラスは水に溶けることはないとされ、ガラスの成分であるケイ素やホウ素の網目の中に放射性物質が取り込まれ長期的に安定的な状態になる、と言われても、私には理解できない。キャニスターの安全はどうなのか。

 このキャニスターを約1000年間は確実に隔離するために、オーバーバックという厚さ約20センチの炭素鋼の容器に密封し、それをさらに水を通しにくい粘土で70センチの厚さに包み込む。地層処分はこの後の話だ。日本のどこにフィンランドのように何億年も動いたことがないような強固な地盤や地下水の影響のない地層があるのか。

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