子どもは万国共通
12日(木)日本の裁判所に期待を抱くのは、そもそも無理なのだが、福知山線の事故に対するJR西日本社長に対する無罪判決には呆れて言葉もない。判決理由で「安全対策に問題があった」と言いながら「予測不可能」を理由に無罪だと。これでは東電も無理だな。
おまけに「似たようなカーブはたくさんあった」とか「ATSの設置義務は法的になかった」など、法律家とは思えないような理由だ。利益優先の企業体質や乗務員への懲罰的な「日勤教育」こそ裁かれるべきで、そういう問題で社長が責任を取らないなら誰の責任か。
昨年の5月頃、引用した記憶がある同志社大学の山口栄一氏の「福島原発事故の本質」という論文で氏は海水注入の決断が遅れた東電経営者の責任を問う内容だった。その直後、東電がそれまでメルトダウンではないと言い続けていた東電が前言を翻した謎について。
昨年末の12月15日、山口氏は「メルトダウンを防げなかった本当の理由」を発表。山口氏の見解によれば本当の理由は2つ考えられるという。一つは「最後の砦」(全電源が失われても1号機では8時間、2,3号機は20時間炉心を冷やす装置)が働かなかった。
2つめは東電経営者が意図的に海水注入を避けようとした。山口氏は5月の段階で後者を推測し、今回その後の公開されたデータを精査したうえで「最後の砦」は働いていたと結論した。従って、海水注入が速やかに行われていれば少なくとも2,3号機は制御できた。
ところが、マスコミはそのことの検証もせず、東電発表の「津波の到来で全交流電源が損失して、直ちに3基の原子炉は「制御不能」になった」との前提で報道が繰り返されていると。東電が責任逃れのために、津波が起きた時、すでにメルトダウンが起きていたと。
閑散とした商店街
海水注入が行われたのは2号機が14日の19時54分だったのだ。その間に何があったか。山口氏の旧知で北陸先端科学技術院大学副学長日比野靖氏からの手紙を紹介している。日比野氏は3月20日より内閣官房参与を務めるのだが、12日に官邸に呼ばれ13日までいた。
1号機にはすでに海水注入が行われ、水素爆発の後だった。管首相は2~4号機も同じ経過を取るだろうと直感し、東電、保安院、安全委員会に対し、先手を打つことを強く指示していたが、彼らは「最後の砦」が働いているという理由で海水注入を拒んだという。
そこで日比野氏は「最後の砦」が停止するまで待つ理由を問いただしたと。回答は「できるだけ温度と圧力が十分上がってからからベントした方が放出できるエネルギーが大きい」結果として海水注入が遅れ、3号機爆発、大量の放射性物質の排出につながった。
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