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NO 1886 誰も責任を取らない原発事故

新潟市美術館
新潟市美術館 9日(月)昨日は快晴で、久しぶりに旧市内をぶらぶらと歩いてきた。ハノイの路地裏文化も素敵だったが、新潟も江戸時代は路地裏文化があったのだ。今もその名残はある。聞いたこともなかった路地裏を発見したりしてなかなか楽しかった。時々歩いてみよう。

 途中、ホームセンター・コメリが「コメリ書房」を開いたので入り、河野太郎著「原発と日本はこうなる」を買い求めた。自民党は嫌いだが太郎ファンになりそうだ。氏の原発批判は生らではない。1996年、議員に当選した時から始まった。自民党内共産党と言われた話も。

 今朝のワイドショーを見るとはなしに見ていたら、今も福島の危険区域に立ち入って放射能の測定を続けている東大教授の児玉龍彦氏が声を張り上げて「いまだに責任を取らずに原発の安全審査をやっている原子力安全委員会など、そんな体制で除染が進むわけはない」と。

地獄極楽小路
地獄極楽小路「汚染された地域を21世紀の科学と技術を駆使して、必ず避難者が帰宅できるようにするんだ!という政府も国民も覚悟がなくてどうするんですか」と、時折声を詰まらせながら語っていた。氏はそれを真剣に考え、復興計画まで想定して、具体的な行動、提案をしている。

 それを聞きながら、私までも再び怒りが込み上げてきた。あの原発の事故の責任を考えてみれば誰も取っていないのだ。直接的に事故を招いた、防げなかった責任は東京電力、原子力安全委員会、原子力保安院(経産省)ではないか。そのトップは誰も責任をとって辞めようとしない。

 管直人首相だけが引きずり降ろされた形で決着がつけられた。異常としか言いようがない。さらに腹が立つのは原発立地自治体首長の発言である。第一原発の双葉町、大熊町、浪江町、第二原発の楢葉町、富岡町それに福島県知事である。自分たちの責任はどうした。

新潟市中心部
新潟市中心部 住民の声を代弁して政府や東電の責任を問うのは当然としても、彼らが町の発展のためと称して積極的に誘致し、住民をなだめ、安全神話を刷り込んだ自らの不明の至りについては、誰一人反省の弁や謝罪の弁がないではないか。枕詞に自らの責任に言及すべきだ。

 双葉町町長などは「中間貯蔵施設」設置要請に対し、断固拒否というのは住民の気持ちとしてはわかるけれど、積極的に誘致してきた町の責任者として全く検討の余地はないのか。楢葉町の町長などはかって最終処分場に手を挙げ、住民の反発で撤回した経緯もある。

 児玉教授がいうように、中間貯蔵しながら町を完全除染して戻る決意を住民に示す選択肢も持つべきだ。チェルノブイリは25年前の出来事。私も児玉教授を信じ、21世紀の科学の力で再生できると思いたい。それにしても、最終処分の問題は残るのだから・・・。

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