中国国境へはこんなバスで
6日(金)雪がチラつく毎日で憂鬱だ。私のドイツ情報はベルリン在住ドイツ人の教え子L子さんとミュンヘン在住21年の環境ジャーナリスト熊谷徹氏のホームページからである。日本の大手マスコミは特派員をおいているだろうに、何をしているのかと疑ってしまう。
21年間の間に東日本大震災ほど日本が集中的にドイツのマスコミによって報道されたことは一度もなかったという。3.11から2週間、連日震災と原発事故が新聞・テレビのトップニュースであり続けた。NHKのニュースもリアルタイムで見たが違いは歴然としていた。
NHKのニュースは、確認されない情報はすぐに番組の中では伝えず、「安心情報」を極力盛り込もうという姿勢が感じられたという。ところが、ドイツの放送局にはそのような配慮は全く感じられなかったと。事実は極力包み隠さず伝えて、判断は視聴者に任せる。
途中休憩レストラン
熊谷氏は必ずしも全面的にドイツの報道の仕方を是認しているわけではなく、時にはそのセンセーションぶりを批判しているのだが、3月12日の日本の報道はおかしいと。日本では「福島原発で爆発音がして、建屋の天井の一部が崩れたという情報があり確認中」と。
ところが、ドイツでは同時刻、ドイツN.24というニュースチャンネルは、すでに1号機の天井が爆発する瞬間の映像を流していたというのだ。(これは福島中央テレビが撮影したものと推定される)同時にBBCやCNN、動画サイトYoutubeでも流れ始めたと。
私も観た記憶はない。海外で繰り返し流された映像を実は日本人は観ていなかったことになる。「パニックが起きないよう配慮」することなのだろうか。熊谷氏は「いささか不思議」と書いておられるが、私はこの事実を初めて知って怒りに震えた。
こんな光景も
この映像をメルケル首相はじっと見続けていたのだという。そして下した結論が3月17日の「古い原発7基の即時停止命令だった。その理由を「福島の事故によって私は原子力に対する考え方を変えた」と。管首相が浜岡原発停止を『要請』したのは2か月後だった。
それに対してさえ、与党内や自民党・財界は管批判を繰り返したのである。政治家が国民の方を向いて、その安全を第一に考えるかどうかの局面の差は明らかである。ドイツの有力なニュース雑誌「シュピーゲル」は3月14日号で、爆発瞬間の映像を表紙に使った。
そしてカバーストーリーに「原子力時代の終焉」というタイトルをつけたという。日本はドイツ市民に「自然災害の多いにも関わらず、原発のリスクを軽視してきた国」「政府が情報を積極的に公開しない国」というイメージを与えてしまったのではないかと。
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