メコン川に上る朝日
2日(月)朝10時、箱根駅伝を観戦しながら、晴れ間を見て散歩に出る。時折雨がぱらつくが、歩いているうちに背中に汗がにじむ。お腹を引っ込めたり、腕を大きく振りながら歩く。今日も神社の前は参拝者が後を絶たない。日本人はこんなに信心深かったかな。
スポーツはともかく、テレビの大半はお笑いかクイズなどの娯楽番組ばかり。うるさいだけなので、DVDやビデオのレンタルをして、マイ・フェア・レデイやバターフィールドなどの洋画、鬼平犯科帳や寅さんの男はつらいよなどを観ている。寅さん人気は衰えない。
新聞もこれはと思う記事が少ないが、新春対談、作家・池澤夏樹氏とドナルド・キーン氏の対談は興味深く読んだ。池澤氏の著作は読んだことはないが、キーン氏の「明治天皇」は読みごたえのある大作だ。氏は震災を機に日本国籍をとり、帰化する決意を固めたと。
田舎のオープンカフェ
池澤氏は「僕は外国文学を多く読んできて、どちらかというと日本に背を向けてきた。それが震災を機にもう一度気持ちが日本に向かっている気がします」「災害のたびに築いてきたものを失い、身内を亡くし、大声で泣き、何とか諦めて立ち上がり、またつくり、そのうちに良いことがある。・・変わるものだという無常感が中心ですから」共感する。
一方で「原発事故という人災に対して、怒るべきところで怒らない日本人の姿もある。行政の手当て情報の遅れだけでなく、福島に原発をおくことで東京中心の繁栄をつくってきたことにも怒らない」池澤氏は明らかに、怒らない日本人はおかしいと言っている。
前号で紹介した規制機関であるはずの原子力安全委員会の委員長をはじめ、24人ものメンバーが検査を受ける側から総額1億円近い寄付を受け取っていた事実が明らかになっても、誰一人、恥じて辞任することもなければ、マスコミが騒ぎ立てて、追及もしない。
早朝登校する中学生
そしてまた、佐賀県の玄海町長が年間40万円もの町長交際費なるものを使って東京の料亭や佐賀県内のホテルで昨年10月まで、毎年、官官接待(経産省の役人)をやっていた事実が明らかになった。さあマスコミはどうする?住民はどう出るのだ。怒らないのか。
新潟の柏崎刈羽でも同じようなことが行われている可能性は大だろう。こうしたことを、ある程度は社会的慣習の範囲内だとか、下手をすると当然視する風土が日本にはある。私の見方では、民主主義の原則である、人権とか平等ということについての意識の低さがあるし、それを教育の中できちんとしないばかりか、文教政策の中で「物言わぬ教師づくり」に専心してきた事実もある。大阪の橋下市長のような教育観に拍手喝采する国民、市民意識が厳然としてあるということである。その結果が怒らぬ国民を生んでいるのだ。
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