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NO 1871 人々は3.11で何も変わらないのか

ガイドブックにない喫茶店
ガイドブックにない喫茶店 25日(日)私は寒さに強い人間だと思っている。小さいころから股引、ステテコ、靴下も嫌いで、長袖の下着もない。今思えば、そのことが健康に役立ったとさえ思う。今も変わらないが、年のせいか、気付いたら靴下を履いたままであったり、パジャマを着ている。

 寒さに強いと言っても、夏も冬も好きではない。昔日本海側を裏日本と呼んだ。差別用語だと使わなくなったが、裏日本でもいい。日本が欧米にばかりへつらって、アジア人であることの自覚がない以上、太平洋側が表であり、朝鮮、中国は裏になるわけだから。

 面白くないのは、この曇天続きが人間の性格に及ぼす影響である。スペインや南米等のラテン系の人間が、日本では沖縄や西日本の人々の性格が明るく、行動が積極的なのは、多分に天候が影響しているように思えてならない。太平洋側の天気は恨めしくさえある。

喫茶店2
喫茶店2 テレビがつまらないので、本を読む時間が増えているが、特に最近のドラマがつまらないのは、役者のスケールが小さくなったこともある。原作者や映画監督のスケールも小さくなったからではないか。池波正太郎や松本清張のような作家が少なくなった。

 テレビがつまらないと言っても、スポーツやニュースは時々見る。報道番組などのコメンテーターにも震災を境に代わった人と変わらない人がいる。ダメな方向に変わった人には田原総一郎、寺島実郎、大谷明宏氏等、良い方向には金子勝、岸井成格、大矢映子氏などがいる。

 辛坊治郎という司会者がいるが、彼なども内閣批判や税の問題などでは歯切れがいいいのに、原発問題になると口ごもってしまう。六ヶ所村まで見学に行って、レポートしても疑問さえ呈しない。震災直後は、騒ぎすぎだと言っていた彼もさすがにトーンダウンしてきたが・・。
 
喫茶店3
喫茶店3 人間は変わるものだから、変わることは悪いことではない。今年の3.11はまさにすべての人に社会観、歴史観、人生観の変換を迫った出来事だった。このことについて、飯田哲也氏は「日本の原子力政策にとって、3.11は『終戦の日』となるべき日である」という。

「この様相は、太平洋戦争末期のころとそっくりだ。アジア・太平洋の戦線で次々と全滅・撤退を繰り返しているのに、国民にはその事実は伝えられず、『ただ転進して勝利を重ねている』と喧伝された。日本人は破局的な敗戦を迎えるとともに、妄想から現実へと一気にたたき落とされたのである」

 敗戦を機に本当に騙されたことに気づき、作家・三浦綾子のように教師を辞職し、懺悔した人もいる。しかし、天皇が免責されたことで、支配層はしばらく静かにした後で「自分はやはり間違ってはいなかったのだ」と思い、「いやむしろ正しかった」と思いこんでいる。五十六讃美はその一つの表れだろうと思う。

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