さてさて、大学院の最後の授業が終了しました。
もう今期は仕事に追いまくられ、というか、自分で追っかけまくってという方が正しいか?、、、大学での勉強意欲はゼロに近く、正直なところ適当にこなしていたのですが、なんだかプレゼンが近づくとそれはそれでまた血が騒ぐというか、直前の三日間は猛烈に詰めこんで準備。しかし、やはりほとんど練習時間は無く、開始ぎりぎりまでぶつぶつスクリプトを暗記しておりました。
でもなんだかんだいってそんな状況でも及第点が取れる出来に収めることができるようになったことが、実はこの二年間の成果なのかもしれないと思ったり。
ところで、卒業はできたのかなぁ、、、、もう学位とか正直どうでもいいのですが、取らないと国外退去になってしまうのでしょうがない。
ところで、僕の授業自体は終了したのですが、まだ大学のバイトである日本語チューターは続いております。
期末試験が近いせいか、生徒の駆け込み需要が多くて、僕の周りは連日大賑わいです。
日本語で受け答えをする口述試験があるそうで、
「あなたはきのうなにをかいましたか?」
「あなたはあすはどこにいきますか?」
とかなんとかゆっくり質問してあげております。
同じ質問ばかりでは生徒も(僕も)飽きてくるのでバリエーションを付けようとちょっとアレンジを加えてみるのですが、
「その単語わかりません」
とか言われて試験対策にならないため、結局質問も限られてしまい同じものを繰り返すことになってしまうのが困りどころ。
その生徒さんの趣味に合わせた質問が一番効果的なのですが、アニメが好きだと言われても、申し訳ないのですがこちらが知識不足で質問が思いつきません。
まぁそんな中唯一楽しめるものが、
「ボーイフレンドはいますか?」
という質問(当然女性限定)。といっても、ほとんどの生徒は
「はい、います」or 「いいえ、いません」
という受け答えしかできないので一瞬にして終わってしまう会話なのですが、
それでも、一般的に口にするには結構勇気がいるこのセリフを、語学教師という立場を使って簡単に使えてしまうのがなんともたまらなく、ちょっと病み付きになっております。
教育者としてこれはセクハラになりかねない行為と思われますが、生徒は習いたての言語のネイティブ発音をリスニングし、かつその返答をしなければならないということで頭がいっぱいであり、余計なことを考える余裕は全くありません。
セクハラとは、該当する具体的な行為が明確に規定されているというわけではなく、 むしろ当事者の感じ方・考え方の相違が生み出す問題という面が強いので、たとえ僕の行為が一般的にセクハラであっても、このケースにおいて相手がセクハラと感じなければセクハラにはなりません。
ただ、どうせこれ以上の突っ込んだ会話は生徒側が理解できないのでやれません。
ようは若い女の子に手当たり次第に恋人がいるかどうかを聞いて(答えがなんだろうが)一人で勝手に満足してニヤニヤするという、ただそれだけのことで、まぁ変態だと言われても何も返す言葉はありません。
ちなみに、その続きを英語で話し始めたらそれこそ本当のセクハラになって(特にアメリカでは)クビになってしまいますので、似たような仕事をしている方がいらっしゃったらご注意を。
もう一つ楽しかったのが、これ。
数回前のエントリーで書いたのですが、僕が教えている生徒の中に外語大に留学したいという中国人の男の子がいて、同大の過去入試問題を一緒に解くことになりました。
率直に言って、これ結構むずかしいです。
いやー、あの内容をあの短時間で解くっていうのは結構な語学力が必要ですね。
英文自体は平易なのですが、日本語にこだわり過ぎると確実に時間オーバー。これは語学力というよりテクニックが必要なんじゃないかなと思ったり。まぁ受験ってそういうものですけどね。
それにしても、
『○○文字以内にまとめよ』
という大変日本的な質問形式には懐かし過ぎて涙が出そうになりましたね。
あー俺はこんな問題を青春時代に何千問も解いていたんだなぁ、と。それにしても、なんだかあの頃とあまり英語力は変わっていない気がするんだが、気のせいか。。10年前ってどうやって英語を読んでいたんだっけ・・・?