典型的なベトナム住宅
4日(日)スーパーに行ったら、「テレビで話題、ぬかサンマ」。糠鰯なら小さいころから食べて知っていたが、糠秋刀魚は初めてだ。食べてみたら、なかなかいけた。糠鰯はおかずのない時代、庶民の冬の保存食として普及したものだろうが、懐かしさでたまに買う。
秋刀魚の旬は終わった感じだが、今年は値段も安く、刺身、塩焼き、竜田揚げなどで堪能した。コレステロールを減らす効能、ビタミンAは牛肉の12倍、B1,2は他の魚の3倍はあるという。私ははらわたも好物だが、家内や娘は苦手なので、料理の時は私の分だけ。
昨夜、NHKスペシャル「真珠湾から70年」を見た。中国やフィリッピンを中心に80歳代半ばから90歳代までの出征兵士の証言を集めた番組だった。生きていれば、私の父と同年代になる。今思えば、この番組と同じ証言を父から聞き質すべきだったと悔やまれる。
釣りを楽しむハノイ市民
聞かなかったわけではない。何度も父に迫った。「中国人を殺めたか、本当に正義の戦いだったと思うのか」と。父は「俺は一人も殺していない。むしろ感謝されたことはある」と。信じるしかなかった。しかし、基本的には出来れば話したくないという態度だった。
証言者のほとんどは、今まで家族にさえ話したことがないと言いながら、言葉を詰まらせ、中国人やフィリッピン人に申し訳ないと思うと語った。本音であろう。「生きて俘虜の辱めを受けず」との戦陣訓の言葉を引き、今生きていることが申し訳ないとまでいう。
そんなことまで言わせた「戦陣訓」は私も実物を持っているが、東条陸軍大臣の発想になるものだ。番組の中ではそのことには触れない。しかし、この番組が自民党内閣だったらどうだろう。安倍晋三あたりから、間違いなくクレームがついたであろう内容だった。
ハノイ在住の日本人子弟
証言の全てが日本から出征し、中国や東南アジア各地でのことであることが、日本の侵略のなによりの証明であるということに国民は気づくべきである。日本は戦争の被害者であったと同時に、私の父を含め、アジアにおける最大の加害者であることを認識すべきだ。
今スペシャルの続編を見終えて、やるせない気持ちで一杯である。今日の証言はニューギニア島と沖縄での証言だったが、とりわけ、教師だった高橋さんという方の証言には、同情しながらも、私ならできないと思った。出征した教え子に戦意を煽り続けたことに。
教え子たちは先生に感謝の言葉しかなかったというが、そんなバカなことはないと思う。少なくとも先生も生徒も生き残った者の務めとして、あの戦争の指導者の過ちを告発し続けることこそ、使命なのではないのか。誰も責任を取らない状態を許していいのか。
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