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NO1865 脱原発に左翼も右翼もない(2)

石油王中野家の墓 
石油王中野貫一氏の墓 29日(火)毎日料理を楽しんでいるが、昔懐かしいひじき、切昆布、おから料理などにも挑戦、さらには秋刀魚の干物も。酒の肴にする。こうしてみると、日本料理は実に奥が深く、栄養価も高い健康食品だと思う。海外で人気が高まるのは当然ではないか。

 東電福島第一発電所所長・吉田昌郎氏入院のニュースは不安を掻き立てる。私はこの人の事故以来の行動に注目してきた。病名はプライバシーだから明かせないと。ふざけた話だ。8か月も原発の最も近くで指揮を執ってきた人の入院はもはや私的なことではない。

 会社の上層部がいい加減な時に、現場を最もよく知る吉田氏が時には上司の指示に反して安全を守った気概は高く評価されるべきだ。現場の圧倒的な信頼を得て作業を進めてきた氏の後任がどういう人物か分からないが、下手をすれば作業に支障が出る恐れもある。

もみじ園
もみじ園 先日は右翼系漫画家・小林よしのり氏の脱原発論を紹介したが、同じ雑誌・SAPIOに新自由主義者の旗手で経済評論家、会社経営者でもある大前研一氏(原発推進論者、原子力専門家)が「福島第二、女川、東海第二も首の皮一枚だった」との論文を寄せている。

 氏ほどの専門家でも、「来年5月には全国の原子炉が止まり、日本は急激な電力不足に陥って国民生活も産業も極めて深刻な事態に直面する。地元住民の理解が得られる原子炉は生き残らせなければならない」などと、根拠のない主張を依然として主張している。

 大前氏は細野原発相に9か月の時間をもらえれば全原発が停止する事態は避けられる」と提案し、細野氏は「是非お願いしたい」と答えたと。その後、中間報告を提出。その中で、「福島第二原発と女川は外部交流電源が1回線のみ健全で、東海第二原発は外部交流電源をすべて喪失したものの、非常用発電機が健全だったため、首の皮一枚で事故を免れた」

もみじ園 原子力安全委員会の「設計指針」には「長期間にわたる全交流動力電源喪失は送電線の復旧又は非常用交流電源設備の修復が期待できるので考慮する必要はない」とあり、「私は、開いた口がふさがらなかった。これが、実は直接の事故原因だったのである」というのだが、私は逆に、そんなことも知らないで原発推進を主張していたのかと言いたい。

 氏は「なぜ原子力委員会がこんなバカげた文章を入れたのか」といい、東電や東芝、日立も被害者であるかのように書いているが、明らかに逆だ。東電の言いなりに保安院も安全委員会も動いているのだ。そして、最後に、流石の氏も「もはや日本は新たな原発を作ることはできないだろうし、原発の延命も難しくなると思われる」と認め、「寿命が来るまで利用し、その間に再生可能エネルギーへの転換を進める」と言わざるを得なくなった。

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