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NO1851 橋下徹の危険性 

*写真は再びベトナム
道路工事ものんびり
道路工事ものんびり 15日(火)大阪市長選が告示され話題を提供している。一地方自治体の選挙に過ぎないが、大阪府知事を辞職して市長選に立候補した橋下徹氏が間違って当選すると、日本の政治が危険な方向に行きかねないので、取り上げる。そもそも人物像がはっきりしない。

 元来は弁護士で、テレビで人気者になって知事選に出て当選した人までは知っていた。その点では元宮崎県知事の東国原氏と同じだ。どうも最終的には国政進出狙いのパフォーマンスも似ている。歯切れの良さ(これが危ない)が一定の人々をひきつけるらしい。

 ぶち上げている大阪都構想の中身も見えないし、なぜそのために知事ではなくて市長なのかがもっとわからない。仮に当選しても、現在の法体系では実現は無理だ。日本の行政組織がおかしい、原発から脱却すべしの主張だけは認めるが、一番危険なのは教育論だ。

街中の電線,なんでこうなるの
街中の電線、なんでこうなるの 橋下氏と大阪維新の会が府議会に提出した「教育基本条例案」の中身を読んで驚いた。「知事が教育目標を設定して、教育委員会がその目標実現への指針を作成し、校長がその指針に基づいて学校の「具体的定量的」な目標をつくる」というもので、知事が代わるると目標も変わる?

 さらに「激化する国際競争に迅速的確に対応できる競争力の高い人材に育てることを」基本理念に掲げるということは、世界的に否定された「教育の場からできるだけ競争を排除する」方向に逆行する内容である。学校を限りなく塾化せよと言っているに等しい。

幅広の米麺、フォー
幅広のフォー、米麺 さらに条例案は「校長が教職員を5段階で相対評価して、必ず5%は最低ランク「D」とし、2年連続で「D」となったら免職もできる」という驚くべき内容である。まるで、サッカーのJ1,J2 の入れ替え方式と同じではないか。サッカーならだれでも納得できるが。

 世界的には際立った中央集権主義的、上意下達的な今の日本の学校のシステム全体がおかしいことは事実なのだが、彼はそれをさらに徹底しようというものだ。「教育とは2万%強制です」(6月のツイッター)という彼自身の言葉の中に彼の教育観が現れている。

 今の学校制度への不満を彼は逆手にとって、自分の野望(独裁者=大阪に指揮官は一人でよいとの発言)を果たそうとしている。東京都に倣って、校長を民間から公募する手法も主張している。これは新潟市でも導入されたが、ことごとく失敗している。

 教師を命令、処分で服従させることは子供を教師に服従させることに繋がる。それを許していいのか。よもや大阪市民が彼を当選させることはないと信じたいが、宗教と同じように国民の不安な状況につけ込む恐れはある。共産党が候補者をおろしたのは、この際賢明だと歓迎したい。橋下はそのことをまた演説に使うだろうが・・。

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