3日(木)いよいよ原子力村のでたらめぶり、いい加減さが露わになってきた。事故以来テレビで東電や保安院の記者会見を注視してきた人なら、お分かりだと思うが、保安院の発表はほぼ東電発表のオウム返しであり、独自のデータに基づくものなどほとんどない。
今朝の報道では保安院が現場の原子力安全・保安検査官用の防護服や全面マスク、アラーム付きデジタル線量計といった被爆対策装備をすべて東京電力に無償で提供させていたこと、線量計などは初めから支給がなく、事故後慌てて支給したとのことである。
検査官たちの毎日の外部や内部被ばくの測定結果の確認も怠っていたことも明らかになったと。私はそもそも検査官が原子炉内に入って計測したことも疑っている。柏崎刈羽でも検査官が常駐していない、東電からの報告を机上で処理するだけとの噂は常にあった。
新しい家ばかり
さらには独法の「原子力安全基盤機構」が核燃料加工会社が製造した燃料を検査する際、会社が作成した検査項目などの原案を検査の「要領書」として使っていたことも明らかになったと。経産省、電力会社、原発関連独立行政法人ぐるみのでたらめ検査体制だったということになる。
こうなってくると来年4月に独立させるとした「原子力安全庁」の信頼性も今から怪しいと言わざるを得ないではないか。こんな状態で組織をそのままにして再稼働の安全審査など任せていいのか。2号機の再臨界ばかりではない3号機はもっと危ないのではないか。
3号機はプルサーマル発電でMOX燃料が使われている。事実原子炉内の放射線量は3号機が一番高く、近づけない状態だという。元々和製英語だというプルサーマルはもんじゅなどの核燃料サイクルがとん挫する中で、溜り続けるプルトニウムを燃やす代替案として登場したのだ。
まばらな家
京大原子炉実験所助教の小出裕章氏は以前からプルサーマルを犯罪だと主張しているのは「破局的事故に至る危険性」が高いからだと。この危険なプルサーマルを今稼働中の原子炉は高浜原発3号機と伊方原発3号機。福島3号機は廃炉。玄海原発3号機は停止中。
このほか北海道泊3号機、浜岡4号機、志賀1号機、島根2号機、が計画されている。大間原発の導入予定と合わせ、断固導入を阻止しなければならない。柏崎刈羽も3号機で計画されたが、住民投票で阻止した。こうまでしてプルトニウムを保有し続けたい理由は。
先日法政大の田中優子教授が新潟日報に投稿した記事を読んだ。氏でさえ今回の事故で初めて日本政府がプルトニウムにこだわる理由が核兵器にあるということを知ったという。専門家でさえそうなのに私どものような素人がその意図を見抜けるはずもなかった。
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