バンクーバーでバーテンをしている女性が人権裁判所に訴えを出した。
その内容は、雇い主から
「ミニスカートと胸が開いたウエアを着て、セクシーなメイクをするように強要された」
というもの。
レストラン側は、
「常識的な範囲内でのセクシー度が必要なことを説明しただけ」と反論している。
さあ、これは難題だ。
本質的には、“人権を認めるか、差別を許容するか”に関することだから、
本気で考えれば、どちらが勝っても収拾がつかなくなる。
雇い主が勝てば、セックスアピールの必要性が認められることになるから、
年齢やルックスを基準に雇うかどうかを合法的に決められることになる。
もちろん、現在のカナダの法律ではこれは許されていない。
訴えた人が勝てば、その全く逆がまかり通ることになるので、
80のおばあちゃんだって、雇わなければならいことになる。
ときとして、常識を超えた人権保護が行われるカナダなので、
人権裁判所の判断に注目!
でももしかしたら、裁判所はウヤムヤで済ますかも・・・・。
裁判は来年4月に行われる予定。
赤丸天
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