最近読んだ本の中で、あらためて考えさせられた言葉に「グリーンコンシューマー」があります。
1988年にイギリスで提案された環境に配慮した購買運動を意味して誕生した言葉です。
環境に配慮した製品や、そういったものを取り扱う商店で買い物をすることで、わたしたち一人一人が環境についてできることを生活レベルで実践していこうとする動きです。
その具体的なアクションとして次にようなことが言われています。
* 必要な物を必要なだけ買いましょう
* 長く使えるものを選びましょう
* 包装はできるだけ少ない物を選びましょう
* マイバッグを持っていきましょう
* 省資源・省エネルギーのものを選びましょう
* 季節に合った生活をしましょう
* 近くで生産されたものを選びましょう
* 安全なものを選びましょう
* 容器は再使用できるものを選びましょう
* 再生品を選びましょう
* 環境問題に取り組んでいる会社のものを選びましょう
* そしてグリーンコンシューマーの仲間を増やしましょう
グリーンコンシューマーとあわせて、「グリーンコスト」という考え方があります。
生産過程で、環境を破壊してしまう場合、その修復を義務付け、修復にかかる費用のことです。
環境保全、資源保全にかかるコストを上乗せして商品を流通させる考えです。
グリーンコストの考えによってものの値段が決まると、環境に良くないものの値段は必然的に高くなり売れなくなり、環境によいものは値段も安く自然と普及していきます。
環境問題が社会の重要課題となって久しい気がしますが、個人としてどのくらいのことが日々意識できているか反省させられました。
何気なく生活していると自分が社会の一員として環境に与えている影響について無意識のままでいることに気づきます。
未来の子どもたちに安心で安全な環境を引き継ぐようにしていきたいものです。