先週、全世界を駆け巡った、アップル社CEO、スティーブ・ジョブズ氏がなくなったというニュースは
東京インターハイスクールの生徒にも、少なくないショックを与えたようでした。
アップルストアの講座に通って、MaCパソコンの技術を学んでいるNくんは、「彼のことは、きっと世界中の
だれもが忘れることはない」とまで、コメントしました。
カリスマと表現されるジョブズ氏逝去のニュースに、日本の有名経済人も多数コメントを寄せ、新聞やテレビでも、紙面と時間を大きく割いて報道していたので、現代社会にとって、ジョブズ氏がいかにに大きな存在だったのか、改めて感じ入った私でしたが、N君の言葉を読んで、IPhoneやIpodが常に身近な存在である、10代の若者にとっては特に、ジョブズ氏がどんなに偉大で、カリスマティックな人物であったのかと思いました。
ジョブズ氏は名言、格言集が出来るほど、含蓄のある言葉を残した人物のようですが、中でも、名演説として知られる、2005年のスタンフォード大学の卒業スピーチで学生たちに投げかけた言葉、「stay hungry, stay foolish」は、今回改めて脚光を浴びることになりました。
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私自身は、今回初めて知ったこの言葉、「stay hungry(ハングリーであれ)」はともかく、今の自分にとって「stay foolish(愚かであれ)」とはどのようなことを言うのだろう・・・と、少し考えてしまいました。
家族が居て、仕事があって、守らなくてはいけない約束があって・・・枠をはずれるような、一見「愚か」と思われる行動はなかなか出来なくなっているばかりか、しようとも思わなくなっている気がします。
そんなふうにあれこれ考えていたら、昔見たアメリカ映画に、「stay gold」という言葉が出てきたことを思い出しました。「ハングリーであれ」、「愚かであれ」、そして「(黄金のように)輝いていろ」、それぞれ一見違う言葉ながら、どれも、革新を恐れないという意味で、共通点がある気がします。
珠玉の言葉達・・・本当は年齢や環境などは関係なくて、ジョブズ氏のように、年を重ね続けてなお、自分に言い聞かせなくてはいけない言葉なのでしょうね。