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20日(火)大江健三郎氏らが呼び掛けた、脱原発集会に2時現在で3万人、最終的には6万人が明治公園に集ったという。学生時代のデモ集結場所で懐かしい。大江氏が挨拶で述べたとおり、私たちにできることはデモしかない。立地点での反対運動がますます重要だ。
私の予想に反して、新潟への放射能の影響が少ないことを喜んでいた。影響のないはずはなく、新潟県内の下水処理場の汚泥からセシウムが検出され、その処理が問題になっており、そして、ついに長岡市の小学校校庭からもセシウムが出る事態になった。
先ほどのニュースで細野原発担当相が原子炉の冷温停止の目途を来年初めから今年中に前倒しする目標を発表した。結構な話だが、田坂氏が言うように、冷温停止の後の深刻な問題が待ち受けている。放射性廃棄物の最終処分の問題を取り上げてみよう。
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冷温停止のために、毎日燃料に水をかけ続ける。そのために発生する膨大な放射性廃液、その廃液を処理する過程で出てくるフィルターなどの大量の高線量廃棄物、毎日のように報道されるようになった土壌汚染の除染から出る廃棄物、今後予想される山林からの汚染。
それらの廃棄物の最終処分地をどこにするのか、出た場所で中間貯蔵する案以外になさそうだが、最終処分地をどこにするかが深刻な問題である。今まで原発内で出た低レベル廃棄物でも六ヶ所村に運んでいたのに、コンクリ詰めにして地中に埋める案まで出てきた。
廃炉は日本には東海村が、世界的にも15例あるが、事故を起こした原子炉の処理例はスリーマイル島の全面撤去、チェルノブイリはその場でコンクリートで固め放置。(それでも25年後で居住できない)福島のメルトスルーした燃料は近づけば死に至るレベルだと。
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今の状況で原子炉を安全に解体し、廃棄物を撤去することは、現在の技術では極めて難しく、廃炉が実現できるとしても、その計画立案と技術開発を進めるだけで数十年はかかると、田坂氏は言う。つまり、その数十年は原発サイト内に存在し続けるわけだ。
さらに重大なことは、人体への長期的影響である。どんな影響があるかについての明確な医学的知見はなく、まさに日本人は実験体にならざるを得ないわけである。政府は最悪の事態を想定し、最も厳しい仮定を置いて対策を講ずべきだと田坂氏は指摘する。
何十年後に発癌や白血病、リンパ腫などの健康被害が生じるかもしれないといった医学的仮説が出回れば、深刻な社会心理的問題を引き起こし、社会的費用を発生させる。それはすべて国民負担のコストとなる。原発の冷温停止は単なる入口に過ぎないのだ。
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