おはようございます。
津梁貿易の金城です。
久しぶりですが、兵法三十六計です。
マダガスカルからの更新ですが、マダガスカルでもこのテーマの記事を書くことになるとは思いませんでした。
兵法三十六計はビジネスでとても使える知恵がちりばめられていますので、アフリカ中で更新していこうと思います。
さて、本日はシリーズ化している兵法三十六計です。
この記事のタイトルにある、攻戦計とは、
相手が一筋縄でいかない場合の作戦です。
本日の、擒賊擒王が攻戦計の最後の戦略ですね。
中国古典:兵法三十六計をまとめてみたい方はこちらをどうぞ。
中国古典:兵法三十六計
では、今日のテーマは「擒賊擒王」「賊を擒(とら)えるには王を擒(とら)えよ」
原文は以下です。
摧其堅(主力を挫いて)
奪其魁(首魁を奪うなら)
以解其体(瓦解に追い込める)
龍戦于野(龍が、陸上で戦うと)
其道窮(身動きが取れない如く)
これは、以下の故事からの知恵です。
唐代、安禄山の乱の鎮圧軍の一将であった張巡は、まず敵の本陣にまっすぐに突撃して敵を混乱させ、五十人あまりの敵将、五千人あまりの敵兵を斬殺しまくったが、敵の主将尹子奇の顔が分かりませんでした。
そこで張巡は、よもぎの幹で作った矢を打たせました。
この矢に当たった敵兵が「張巡の軍は矢が尽きてよもぎを矢としている」と喜び勇んで尹子奇のもとに報告に駆けつけたところを、すかさず南霽雲が尹子奇の左目を射抜いたそうです。
重傷を負った尹子奇を捕らえようと張巡の兵は彼に向けて殺到します。
尹子奇は堪えられずその場から敗走。
敵軍は退却しました。
これを大まかに解説すると、敵の主力を叩き、指揮官、中心人物を捕らえられれば、(末端の部隊といちいち交戦せずとも)敵を弱体化できるという、攻撃目標選択の妙と、効果判断の重要性を教える計略です。
何事も枝葉の部分と根幹の部分が存在していますので、そこをきちんと見極め、
枝葉をかき分けて根幹部分を引き出す事の大切さを言っています。
それでは次回、この「擒賊擒王」を応用した例をご紹介しますのでお楽しみに!
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