表現の自由というのが日本でも基本的人権に定められて一定の時間が流れた。
一方、これは当たり前のことではなく、いくつかの隣国ではそういった権利は保証されていない。
そもそも全ての国の過半数は独裁国家であり、民主主義はとうとう過半数を割った。
そんな表現の自由が保証されている日本ですが、最近、ネットを見るのが嫌というか、疲れる。
昔はそれこそ新聞、テレビ、週刊誌程度であったわけですが、昨今はデジタルワールドで好き勝手言い放題です。特に芸人さんや有名人のコメントに振り回されること多く、誰かがコメントすると同調する人が群がる。
議会民主主義というのは、例えば「外交」「経済」というような国の存立基盤に関わるような高度な専門分野を一般庶民(特にそういったジャンルを学術的、専門的に学んでいない)が議論して国の方針を決めるのは無理があるようねということで議員が代理するという仕組みをとっているわけです。
そして、大手メディアというのは(個人的にはほぼ信頼していますが)放送に耐えうる(ように見える)論拠を持って放送しようとしているわけです。(米国のFOXなどは嘘っぱちということが白日に晒されましたが 笑)
一方、昨今ではなんの専門家でもない芸人たちや暇な素人がいろんな話題に群がり、公共の場であるネット上で百家争鳴となっている。
その昔、NHKがあり日経がある一方、アサヒ芸能なんかが独自のストーリーから展開しているのを見ると、それなりに面白かったわけですが、今はネット社会は一億総「アサ芸」的で、ほぼ全員がそこから情報入手して言いあっている情景を見ますと、本当にネット社会というのはデモクラシーの終焉ではないかと思ったりするわけです。
今日などもネットを見ると、芸人と料理人の恋愛についてまるで「公開石打ち刑」のような殺伐とした記事の数々、そして有名俳優の再再婚、マイナンバーカード、、、、全ての論調は、何か攻撃できる隙のあるネタを見つけてみんなで攻撃して、アドレナリンを大いに放出して快楽を味わうワールドです。
アホらしいことこのうえない。
日本人の知的水準も急降下。
さて、今日は週末なのでペーパーブックでも持ってカフェでゆったりした時間を過ごしましょうか。モバイルもネットも無しで 笑
おわり
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