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NO1782 原発廃炉への道(2)

ベトナムの学生たち 
ベトナムの学生たち 6日(火)鉢呂新経産相は早速官僚から強烈なレクチャーを受けたのだろう。怪しい発言を始めた。新潟県知事やその他の立地自治体の首長が求めている原発の事故原因の究明について、「原発に入っての調査が不可能だとして、当面困難」だというのだ。困難なら、再稼働はできないという結論に至るのが常識だろうに、逆のことを言っている。

 そ再稼働の判断材料として、原発の原子炉冷却システムが東日本大震災の津波直前まで正常に機能していたことを示し、立地地域の理解を得たい」と。今まで、電力会社や経産省官僚が今回の事故を津波のせいにして、地震には耐えたのだとの説明の丸呑みではないか。

 多くの専門家(特に従来批判的だった)はそこを疑っているのだ。電源喪失や冷却水の配管のズタズタな状況を見れば、津波だけの影響とは到底思えない。柏崎刈羽の現状を見ても、東電は津波対策だけで安全宣言をして再稼働に持ち込もうとしているのは明らかだ。

ベトナムの学生たち2
ベトナムの学生たち 今後始まるストレステストも、シュミレーションは電力会社にやらせ、そのデータの信頼性をまったく信頼できない保安院や原子力安全委員会に審査させ、その後4大臣で再稼働の是非を判断するというが、事故を起こし、見逃した連中にそんなことをさせられない。

 さて、福島原発の燃料取出しについては、プールにある使用済み燃料とメルトダウンした燃料の2つに分けて考える必要があると。困難なのはもちろん後者の溶融した燃料の取り出しで、原子炉の底に穴が開いたため、水がたまらない。先ず穴を塞ぐことからである。

 スリーマイル島事故では50%が溶融し、水で満たした炉内から取り出すことができたという。井上顧問は炉心からの燃料取出しに10年はかかるとみる。燃料を取り出せたとしても再処理が難しいと。処理方法や保管先はこれから研究というからため息が出るばかりだ。

ベトナムのホームパーテイー
ベトナムのパーテイー 明治大学の勝田氏の言うように「取り出せない」となれば、チェルノブイリのように、石棺にして閉じ込めるしかないわけだが、あれだけ放射能物質に汚染された4基もの原子炉をどうやって解体するのか。その費用も電力会社の試算の660億円では絶対できないと。

 福島原発の1~4号機の燃料貯蔵プールに計3108体の燃料、1~3号機の原子炉には1496体の燃料がある。さらに解体に伴う廃棄物の処理だ。東海原発一基だけでも19.2万トンと算出されている。このうち炉心部分や制御棒の廃棄物1530トンの行方も決まっていない。 

 管氏は退任直前に福島にとりあえずの中間貯蔵をと言い残し、細野原発相はその線で動きながら、最終処分場にはしないと言明。とはいえ、六ヶ所村だって中間貯蔵施設であって、青森県は最終処分場は引き受けていない。全国どこに引き受け手があるというのか。 

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