最近、沖縄の向こうあたりが随分と騒がしくなっているようで、、、
そうです、くだんの件でございます。
国際情勢がどうのこうのという前に、政府というもののプライマリーミッション、つまり絶対になすべきことは国民の生命と財産を守ることです。
その観点からして、それが他国によって脅かされる事態になりそうな時、政府は毅然とした態度でそれに臨むのが当然であるし、そういった事態が起こりうる前提でしっかりと備えるというのが当たり前の話でございます。
平和を愛しているから、そして人々を信じているから寝るときはドアに鍵をかけませんという人はおそらくいないと思われます。つまり、歴史を見ても犯罪のなかったことはないし、国家レベルでの戦い、いさかいがなかったことはありません。個人ベースで考えても、善意をもって暮らしていれば、必ずや悪や理不尽なことが降りかかってくることはないなんていうことはありません。
ウクライナの情勢を見れば何人たりとも反論は難しかろうと思います。
そしてくだんの件です。
排他的領域にミサイルを撃ち込まれて懸念表明程度の話で終わって良いのか。
いみじくも麻生さんはいいました。「国家でも個人でもやられるのは弱そうな奴だ。やり返してこないと思ったらやられる」多少乱暴に聞こえるかもしれませんが、歴史を見たときに、正鵠を射ているのではないでしょうか。
ましてや排他的領域であるということ自体が国際的なコンセンサスの観点で全く成立していないと某国がいい、そういった行為に出るのであれば、自国がそういう目にあっても全く抗弁する余地はないと思われるわけです。
振り返りますと、日本固有の南の領域周辺を何度も侵害する行為を繰り返してきたのも、某国で大きな民主弾圧事件があったときに、時の宇野政権がそれに全く言及せず、波風をたてないことが優先というわけのわからない方針、政策をとって以来のこと。国益を損なってでも波風を立てたくないという全く理解できない方針が外務省や政権に蔓延る中で常態化してきたことはきちんとレビューすべきです。
きたる将来、どこかの国が攻めてきて自国の国民や領土を侵すことがあったとき、それでも「懸念表明」で終えるつもりでしょうか。
まあ亡国の姿です。
ときに。Jakeが英国に住んでいたとき、老朽化した原子力潜水艦を廃止すべきか新しくするべきかという議論が国会論戦であったとき、核兵器は時代遅れだといった労働党の某議員の発言に対して、時のメイ首相は「これまで英国が核の抑止力のもとにどれだけの恩恵を受けてきたのか忘れたのですか?今この時代にも核開発をやめず、ミサイル実験を繰り返すアジアの国、そしてロシアやイランという国がある状況下、もしそれらの国が英国の国益を侵すような行為を行うことがあれば、私は全く躊躇なく核のボタンを押します」とおっしゃった。
次の日、メディアではなんの批判もなく、一面にものなかった、3面、4面のどこかの会社のビックセールの広告の下に慎ましく記事として載っていた程度でした。つまり、そんなこと当たり前じゃんという国民的コンセンサスです。
しっかりしなさい、日本国政府。馬鹿なメディアのことなど気にしてる場合じゃありません。
おわり。
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