高校説明会。
受験生のデコのではなくタシエ(笑)
デコは「もう中3で時間もないし、自分の実力で入れそうな中で進学率が一番良い学校を志望校にするから説明会とか行かない」だって。
そもそも附属以外を志望だから、数もそれほどないし、まぁいっかと。
なので結局夏休み中も説明会とかは行かず。
対してタシエは、この夏休みにこの高校へ入るためにアトリエの夏期講習に通いたいという事だったので。
その前にどんな高校が実際に見たいと言うから一緒に行ってきました。
素晴らしい設備と
生徒たちの学生とは思えない作品を見て
ますます憧れが強まったらしい。
そんなわけで、アトリエの夏期講習も行ってきました。
合計8日間。
こちらは初日の絵。
構図から考えて描いたらしい。
どの構図が「正解」なのか分からず、構図を考えるのに30分費やし、しかも結局自分の考えた構図が良かったのか悪かったのか分からないまま描き始めることに。
気がついたら周りは机?もちゃんと描いていて、タシエはモチーフしか描いてなかったから、講評の時に机の描き方が雑だと言われた、と。
上手い人ばかりの中、自分がまだ上手くない事を知り、少し落ち込んだみたい。
今までは学年で自分が一番絵が上手いという自信があり、何を描いても褒められていたけど、アトリエでは一番下っ端だし一番下手。
仕方ないね
よほど集中したのか、腰と肩がガチガチに凝ったらしく、時間もあっという間に感じたらしい。
でも、感想を聞くと「楽しかった!」と。
気づいたら手が真っ黒。
電車の中で熟睡。
乗り物内で寝ることがあまり無い子なのに。
よほど疲れたんだなー。
こちらは2日目。
水彩画。
筆の扱いが慣れていないのがよくわかる。
先日、デッサンをFacebookに掲載した際、父の後輩の画家の先生からアドバイスを頂戴し、タシエと2人で「すごい✨恐縮すぎる」と感激
いただいたアドバイスを思い出し、目線を一定にすることと、姿勢に気をつけて描いたそうです。
でも、数学と違い公式がわかっていれば解けるわけではないのが絵。目線を一定に保っていたつもりが、気づいたら花瓶の手前に置いてあったピンクのプラスチックスプレー(?)が小さすぎ。でもタシエの画力では辻褄があうように修正出来なかったらしいです。
また、全体の色合いを意識して自分の判断で実物よりも少し薄く淡い色合いに花や果物を塗ってしまったら、
「実物に色を近づけて」と講評で注意されたらしく、色々失敗したらしい
そこのアトリエは、質問したら色々と教えてくれるらしいけど、基本的にまずは自分で描き、最後の講評で訂正部分などを指摘されるから、周りの上手い人たちの描き方を盗み見たりしながら自分なりに頭使いながら描いたみたいです。
3日目のデッサンはゴーヤ。
ゴーヤ…
難しそう「全然描けなかったぼつぼつを描く余裕がなかった。机も間に合わなかった。」と。
テンション低く、泣きそうになりながら帰ってきました。
4日目。
3日目の日にゴーヤが全く上手に描けずに落ち込んで帰ってきた日の夜、「美大って、デッサンとか描きたくないモチーフをいっぱい描かないと入れないんでしょ?なら、私、美大向いてないかもしれない…」
と、ひどく落ち込み、アトリエを続ける自信が無くなったと半泣き
ゴーヤも箱も何もかも思い通りに描けず、途中で投げ出したくなりながら描いたらしい。
でも4日目の夜は
「やっぱり私、才能あるかも。続ける!」
と帰ってきた。
先生に
「中1でこれだけ描けたらたいしたもんだ。中3になる頃にはきっとかなり上手くなってるはず」とか
「バナナの色遣いがいいね。緑を上手く使ってるのがいい」とかなんとか講評で褒められたらしく…
浅い…
まだ中1だから仕方ないのかもしれないけど、色々と浅すぎる…
それを旦那にLINEで愚痴ってみたら
「調子のノリかたがママそっくり!」
と返信がきたwww
5日目
茄子と鉄の棒のデッサン。
少しずつだけど、自分の目で見たものを紙に表現する事ができるようになってきたようで。
茄子やタオルは自分でもかなり上手く描けたのでは⁈と。
前日に頂戴した画家の先生に頂いたアドバイスを思い出して、茄子の先端と末端を描き込むことに注意したらしいです。
でも鉄の棒を鉄らしく描くのは難しかったみたいで、「どうやったら鉄を鉄らしく描けるの?」と。
それはママには分からん
絵は勿論感性や才能みたいなものも必要かもしれないけど、「描き方の技術」を学ぶ事も必要なんだろうな。きっと。
6日目
水彩画。パイナップル、ゴムチューブ、水が入ったペットボトル、トマト、椅子。
もっと色を濃くすること、影をしっかり描くことを講評にて注意されたけど、全体の構図のバランスの良さは毎回ほめらるから、それは少し自信を持ったみたい。
パイナップル。難しそう、、、
7日目
またまたあまり納得いく絵にはならなかったみたい。
コーラの瓶を頑張りすぎたら影部分や台を描き込む時間が足りなくなったらしい。
でも、この数日で、随分上手くなったと私的には思う。
8日目
アトリエ夏期講習最終日。
8日間、7時間以上絵と向かい合い、子供ながらに色々な葛藤もあったようです。
例えるならば、答えがわからない問題を7時間ずっと解き続ける感じらしい。
毎日かなり神経すり減らして疲れきって帰ってきました。
父が昔、言っていました。
プロになるうえで一番大切な事は才能とかではなく「描き続けること」だと。反対に才能とは「描き続けられる事」だと。自分が好きな「描く事」を仕事に出来て楽しい。でも、辛い事もやはり「描く事」だと。
まだ中学1年の次女。
おそらく描き続ける覚悟も意思もまだ足りないけど、
今、純粋に「上手くなりたい」という思いはあるみたいだから、9月からもアトリエに通うことになりました。
美大に進んで絵の道に進むも良し、絵は趣味としてずっと描き続けるのも良し。
ただ、ちゃんと納得出来るまで描いてみればいいと思う。
私はただ、娘がやりたい事を応援したいと思っています。
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