断腸の思い

オリンピックの東京会場が全て無観客になると決まったらしい。

何かにつけオリンピックの対応は遅すぎないか、、、、そう感じている人は少なくないように思えます。

そもそも、あれだけ都民に対して「隣の県に行くな、飲みに行くな、外出するな、今が正念場だ」と警告を出しながら、これだけの巨大イベントで観客入れてやると言うこと自体、果たしてメイクセンスだったんでしょうか。観客席に間が空いていても、入場時、退場時に人の距離が保てるなんて全く保証はできません。ましてや会場への交通機関はどうなの？なんてごく常識的な観点を考えても、リスクだらけなのに、普段通勤電車に乗らないような人たちが考えるとこんなことになっちゃうという話でしょうね。

個人的には今頃無観客を決めてどうするんだという印象です。

これが民間で、それなりの役員が揃っている会社だったら、もっと早期に対応策は考えてたでしょう。例えば、DXオリンピックの様相で、会場中にカメラを設置して、視聴者は期間中サブスクすれば好きなカメラから視聴できる、かつ会場観客席にはスクリーンが設置されて世界中の応援が届くというような演出を考えるとか。

DXひとつとっても一番遅れているのは公的機関であることを考えれば、、、、、ですよね。

旧来の収益構造に固執するから客を入れなきゃいけないだけで、アスリートのモチベーションアップ、応援のためならこのデジタル時代、無観客でもいくらでもできることはあると思います。

複数の組織間での責任押し付け合いや責任逃れというのは世の中の常ですが、世界が期待するようなイベントではそういうことはあってほしくないもんです。

おわり。