私の親の時代、そう日本が敗戦後、焼野原から経済大国になるという大いなる変貌をとげた時期というのは、それをリードした「人物」がいろんなところにいたのではないかなーと思います。
ビジネスの世界では、大手家電メーカーや自動車産業をつくった有名な経営者がいたり、そして政治の世界でも昭和のあたりは歴史に通じ、大局を見て判断できる政治家がいた、中曽根さんあたりが最後の人物だったんでしょうね、安部さんもがんばりましたけど。
そして行政にも実に日本の将来というものにミッションを感じて滅私奉公の精神でハードワークしていた人たちがいた。
そして今この時代はどうか。
もちろん、そういう人がいないとはいわないけども、あまりにも様相が違う。。
コロナひとつ見ても、市民がいつでも無料でPCRをうけれるイギリスやアメリカとは大違いの日本。知事たちは声高にもっぱら市民の主体的な行動の制限をリクエストするだけ。前にも書いたけど、イギリスやアメリカの知人と話をすると、いまだ東京ではPCRを無料で自由に受けることができる場所がほとんどないというと、皆口をそろえて驚きます。この東京ですら。そしてあげくの果てには事態が悪化すると、「都民の気のゆるみ」だとおっしゃる。
個人的にイギリスの政治や行政がいつも優れているとはおもわないけど、国民の命を守るということにたいするミッション、そしてその遂行能力を見る限り、今の日本よりははるかに努力していると感じます。
なんといってもロンドンではリモートができない労働者には、二週間に一回の無料PCRが推奨されているし、変異種がみつかったエリアでは、WEBでもうしこめばデリバリーPCRサービスを区がやってくれいてる。そして区長はWEBで日々情報発信している。ワクチン接種もほとんど混乱なく、順調。そして休業命令の事業者にはしっかりした補償がなされている。
一方、日本では、ワクチン接種ひとつをみても各自治体とも大混乱。WEBシステムは「想定外」のアクセスに耐えられずダウンしまくり(想定されるでしょ、、)、電話はまったくつながらない。私の両親などは90歳という高齢にもかかわらず、2時間ちかくも電話しつづけたらしい。。。そして現場に直接行くと長蛇の列に高齢者が並ぶというなんとも痛ましい。。。小規模飲食以外の事業者には補償も全く十分ではなく、明日の生活もままならない人や会社が・・・
それにしても、いつから日本の行政や政治はこれだけひどくなっちゃったんでしょうかね。まあなんとも税金の払いがいのない、、、、
時代の流れの中で、企業にも行政にも政治にも「人物」と呼べるような人がどんどん少なくなり、いまや絶滅品種なんじゃないかなと。
結果、公共サービスもこの通りだし、経済もどんどんとりのこされていく。。
幸いJakeは素晴らしい経営者と一緒に仕事ができているので本当に幸せものですが。。
まあ、あまり愚痴をいってもしょうがないので、、、、みんなでしっかりと手洗いうがいでもしましょうか。
おわり。
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