菅さんとバイデンさんとの共同声明に多くの国が注目。。。。。
世界情勢というのは猫の目のように変わるけども、おそらくこれから10年、20年というのはスーパーパワーにとって試金石になるのではという気がします。
パクスアメリカーナ、そういわれてどれだけの時間が経過したのか。。。。
これまでアメリカを軸とした世界の均衡が一定の安定性を生み、日本もその恩恵に浴してきたことは間違いない。それまでの世界は攻めた、攻められたで、数十年おきに国境がかわり、地図が変わってきた。
ロンドン在住時、今でも欧州の人達の感覚としては「国境」というものがいかに危ういものか、そして有事があればそれは容易に変わるかもしれないということを肌感覚で持っているということがわかりました。
出張でいったノルウェー、ポーランド、ドイツ、ベルギー、、、
人々は「平和」は当たり前ではないと思っている。
翻って日本、戦後の列強の日本支配政策、そしてコミュニズムがメディアや教育を支配した結果、日本人の史観というものは歪みはじめ、半世紀を経過したときには随分と変わりはてた。そして今や完全に「平和ボケ」
日本はどこからも攻められることもないし、平和を祈念している限り、平和は続く。。。。
果たしてそうなのか?
わたしも戦いが起こることなど全く望まないし、切にそういうことがないことを願っている。
が、現実は、世界は覇権を争って、その時々に攻防を繰り返している。それは今の世の中も、おそらく将来も変わらない。
思えば、英ソの関係から、英国が日本との同盟を有益だと判断したときから、日本とアングロ世界との利害共有が始まった。そしてそれは世界における日本の地位向上に大きな役割を果たしたが、ある時点で外交の戦略を誤り、日英同盟を破棄して、ドイツ、イタリアと同盟を結び、、、、結果はだれもが知とおり。
国民の生活と命と財産を守るために、国家の戦略、外交戦略をどうとるのかということはいつの時代も致命的に重要だった。
そして近世においては、アングロ世界との同盟によって日本の平和が維持されているということはまぎれもない事実だと思う。
足元で、日米の新政権による共同声明が行われているけど、メディア中心の議論に目を奪われるのではなく、もっと広くそして長い視点、つまり、明治維新以降、日本の地位の向上、そして平和と安定というのはどういう外交ロジックの上に成立していたのかということを今一度振り返って(勉強して)、自分なりに考えてみるということはとても意味がある、そして個人においてだけではなく、そういうことが日本が将来を過たない上でとても大切なことなのではないかと思う。
おわり。
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