「地球の歩き方」でも何一つ触れられていないウズベキスタン南部のテルメズ。
実はここはウズベキスタンでは数少ない仏教遺跡が残る町であり、あの三蔵法師もこのルートを通って当時仏教文化が栄えていたアフガニスタンへ向かったとされています。
この日はそんなテルメズを観光。
ホテルのスタッフに行きたい場所を伝えてタクシーを貸し切りさせてもらいました。
1人10万スム。
4人で40万スム。
まずは、カンピール•テパへ。
ここはヘレニズム時代からバクトリア時代を経てクシャン朝時代に至る遺跡。紀元前後のレンガの壁やバクトリア王国の貨幣などが発掘された場所です。
冬のカンピール・テパは荘厳さハンパない。
その後ファヤズテパ遺跡。
1から3世紀ごろに栄えた仏教遺跡らしい。
ここで発掘された仏像はウズベキスタン仏教美術の最高傑作とされファヤズテパの修復はユネスコ日本信託基金プロジェクトによって修復されています。
僧院跡らしいので、ここに三蔵法師も訪れたんでしょうね。
ここは一応管理人のおじさんがいて入場料を支払いました。ついでみ次に行くカラテパ遺跡のチケット もここで買えるというので一緒に購入。
おじさんがここで出土した硬貨を見せてくれました。
クシャーン朝のコインです。
少し緑がかったコインには仏像が描かれています。
お次はカラテパ遺跡。
この遺跡を発掘されたのは日本人の考古学者であり文化人類学者でもあられる加藤九祚先生です。
このあたりになると「もう、粘土はいい…」と娘たち。
でもせっかくなのでもう一つ遺跡を見る。ズルマラ・ストゥーパ。おそらくカニシカ王の時代のものだろうとのこと。ここに行くには畑の中をひたすら進まなければならずしかも粘土質の畑は靴が大変な事になる。
ちなみに私と長女は近くまで行くのを断念。
パパと次女だけ行きましたが、何もない穴があっただけとのこと。
そしてここに辿り着くにはやはりこのルートしかないため、畑に作物が植えてある時期は遠くから眺めることしか出来ないし、後で知ったのだが、畑を越えた先の藪は蜂の巣だらけらしいので、夏だったらやばかったです。
こちらはおまけのAl Hakin At-Temizi
そしてこちらもおまけwww
テルメズにあるCHANELです(笑)
夕方、夕飯食べがてらテルメズの市場。
戦後の闇市のような風情で面白い。