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NO1768 メデイアの責任を考える(1)

命の朝顔今盛り
命の朝顔今盛ん 23日(火)昨夜は7時のニュースを見た後、見たいテレビもなく、田中優著「原発に頼らない社会へ」という本をベットで読みながら8時半には眠ってしまった。それで今朝4時に目覚め、5時には起床してしまった。日経ビジネスオンラインで興味深い対談を読んだ。

 ジャーナリスト池上彰氏の「学問のススメ」という著名人との対談シリーズのようで、初回は近現代史研究家、東大の加藤陽子教授との対談で、題は「原発もあの戦争も、『負けるまで』メデイアも庶民も賛成だった」、頷いたり、首を傾げたりしながら読んだ。

 その前にネットのニュースで韓流ドラマや歌の放映が多すぎるとかで、6000人(本当なの?)がフジテレビにデモ隊が押し掛けたというニュース。私は関心もないので、無視してきたが、デモ隊が日の丸を持ったり、君が代を歌って騒いでいるというから何か変だ。

命の朝顔2
命の朝顔2 元空幕長の田母神氏なども応援しているというから、教科書採択同様、何か政治臭がしてきた。「見たくなかったら見なきゃいい」と答えたビートたけしまで袋叩きらしい。彼らのスポンサーと見られているフジサンケイのフジテレビに押し掛けるところが面白い。

 さて、池上氏と加藤氏は冒頭からこのメデイアの問題を取り上げている。池上氏は元NHK記者で、「学べるニュース」で有名になった人物である。私は原発問題での氏の解説には歯がゆい思いをしてみていた。この対談ではテレビよりも率直に語っている。

「NHK時代、私は現場の記者として、かって原発建設の反対運動を取材したことがあります。反対側は『原発は危険だ』と言います。一方電力会社側は『安全だ』と主張する。マスコミは両論を併記して記事を書いたり、番組を作ったりする。客観報道成立でおしまい」

命の朝顔3
命の朝顔3 「今にして思えば、実に甘かった。両論併記は重要ですが、『安全』の是非が問われるのであれば、その安全とはどの程度のリスクに対して安全なのか、徹底的に詰めるべきだったのです。両論併記が客観報道、と逃げていたきらいがある」まったくである。

我々のように長年原発に疑問を抱き続けてきた者にとっては、メデイアの報道は全然客観的でも公平でもなく、保安院の存在も、情報隠ぺいの問題も企業寄りの報道にしか思えなかった。池上氏の発言に首をかしげたのはこのことである。池上氏にしてこの認識・・。

ただ、我々にも反省がある。加藤氏が言うように、自衛隊問題も合憲か違憲かといった表層的な議論にしてしまったと同様、原発問題も推進か反対かの神学論争にしてしまったことだ。使用済み核燃料の一時保管や核廃棄物の最終処分地など震災前に危機感がなかった。  

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