コロナで一躍有名になった台湾のデジタル省大臣のオードリー・タンさん。
小学校1年の時にすでに連立方程式を解き、IQの高さから飛び級の教育を受け、中学時代にはすでにエンジニアとして一定のレベルに達していたことから、学校で学ぶことはせず、ITの世界でスタートアップの主要メンバーとなり、19歳でシリコンバレーにわたり先進に触れる。そして男性から女性にジェンダーを変更し、企業でのテクノロジーの世界から、国への貢献のために行政の要職としてデジタル大臣就任を受諾。
ものすごいストーリーです。
世の中ではIQ180のデジタル大臣的な宣伝がなされていますが、彼女の本質はデジタル技術で政府の透明性を高め、民主主義の定義を変えてしまうというところにあるのではないかなーと個人的にはかんじています。
流暢な英語を操り、既成概念をこえた新たな国民の代表として今や台湾で活躍中。
日本がマスクを買うのに人々が行列をなしていいたころ、台湾では、彼女の活躍で、瞬く間に国内の数千のドラッグストアのマスク在庫を可視化し、保険証番号をベースに誰もがいつでも平等にマスクを買える仕組みをアプリ化したという、、、、、今や伝説的存在です。
この話ばかりが宣伝されていますが、菅政権がプッシュしている行政のデジタル化、本当に推進しようとおもったとき、それを実現できる才能というのは、既存の行政には存在せず、、、、ネクタイもしないし、大企業にも属さないし、既存の価値観に迎合しない、、、、、、価値観を共有できる仲間とデジタルの世界でつながり、ともに世を変えようとするフリーランス、、、、そんな異能の存在を果たして国や行政が受け入れ得られるのでしょうか。
今、日本でもスタートアップにはきらびやかな学歴をもっていても大企業には興味がなく、むしろ新たな価値を求めて起業する若者が多くみうけられます。
これからの時代、ビジネスを、そして社会を変革していくのは、、経団連のおじさま方や既存の行政の人間ではなく、そういった人材なのではないかと思う今日この頃でした。
おわり。
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。