先日、ロシアの有名バレエスクールの物語についてこのブログで触れましたところ、A様から「それ知ってます!」のコメントを頂戴しました。やっぱり有名なんですね、あのドキュメント。実は、それぞれの卒業後の続編というのもあったらしく、、、見過ごしちゃったです 涙。
さて、今日の小ネタは、、、、、、、、つい最近読みました、中野信子さんの著書で面白い事実を発見!
それは、、、、、努力について。
例のバレエスクールの校長が、「全ては努力だ、バレエの世界に奇跡なんて起こらない、努力、努力、努力、それだけだ」と言っておられましたが、、、
とある研究グループがバレエではなく、音楽のプロフェッショナル達についての調査をしました。子供の頃から音楽を志し、教育を受けて、大学では専門的に音楽を学び、そしてプロの演奏家になれるか、なれないか、、、、その雌雄を決した要因は一体、、、、???
プロの演奏家になれた人たちを調査した結果、その集団に属する人たちはそれまで個人練習に費やした時間総数は何と余裕で1万時間を超えていたそうです。ちなみに、1日3時間の練習でも年間1,000時間ですからね。そして同時にプロの世界に入ることができなかった人たちも同様に調査したらしいですが、その練習総時間平均はプロになれた集団と比べると何と数千時間少なかったそうです。
何と、、この差、つまり練習量、言い換えると「努力」の差が、プロの世界に入れたかどうかの分水嶺だったと。
やっぱり校長先生が言ってたのは本当だ!
ところで、脳科学的な見地からどうやら解りだしたことがあって、それは努力できるかどうかということが遺伝子によって左右されているらしい 汗!
一つの面白い実験があって、被験者達はお腹が空いた状態になっていて、一人で部屋にいる、そしてマシュマロをもらう。ただし、一定時間、それを食べずに我慢できた人は、もう一つマシュマロをもらうことが出来る。
そんな実験を数千人規模で実施、そして驚くべきことに、その後、長きにわたってそれぞれの人生の経過を辿った。そうしますと、我慢できた人たちの集団は、学歴や職歴、将来の収入において我慢できなかった人たちを明らかにしのいでいたとの事。
ここでいう我慢とは、別名「努力」であり、その具体性は、「今、我慢して頑張れば、将来どういう報酬が得られるかという具体的な報酬イメージを脳内できちんと認識できるかどうか」の能力らしい。
報酬系とい言われるような能力なんですって。これが努力とくっついていて、この報酬系をつかさどる機能がしっかり機能するかどうかが遺伝子に依存するとの事。。。。
「なーんだ、だったら俺遺伝子ないから無理だわ。。」
というお声も聞こえてきそうですが、いやいや、そういう報酬系の能力に関する遺伝子に恵まれていなくとも、好きな事なら人はちょっと頑張れるという救いがあるようです。(良かった、、ほっ。。)
そんでもって、もう一つ大事なことがあるようでして、「努力」が反映されやすい分野とそうでない分野があるんですって。
まず、努力が比較的実りやすい、つまり、もともともっている素質の影響を受けにくいジャンルとして、音楽、語学等が挙げられるそうです! なので、英語学習に勤しむ皆様、「私はセンスがない」という言い訳はなさそうです、、汗。
一方、努力が報われない可能性が一定度合いあるジャンルはズバリ運動系、つまりアスリート。
これは全く同感です。私はこれだけバドミントンに熱中しても、あんまり上手くならない。。涙。
てなことで、詳しくは中野先生の本を買っていただくとしまして、語学に励む者の一人としまして、、おそらくJakeは努力系遺伝子は無いように思えるのですが、、、とはいえ、、T先生がいつもおっしゃっていた、「語学にセンスや年齢、性別は一切関係がありません。努力が全てです。」という金言はまさにその通りだそうです。
ちなみに、脳科学的観点では、年齢で記憶力が著しく落ちるというのも実はないそうです。
ということで、Jakeが英語が前に進まないという理由は科学的見地からほぼ完全に排除されてしまいました。
これは、、、、、、、、、、、、、朗報です 汗。
おわり。
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。