春休み1日目。
ウズベキスタンのご家庭で、コクサムサ(ウズベク語ではジェロニサムサ)の作り方を習いました✨
中庭素敵ー豪邸!そして大家族!!兄嫁さんに、叔母さんに、従兄弟に…と、色々紹介されたけど、把握しきれなかったみんなご近所に住んでいるんですって。
子供たちも広い庭に大喜び。
娘たちはこの中では年上のお姉ちゃんなので、小さい子たちと一緒に遊んであげていました。が、精神年齢は同レベルなので、娘たちも楽しいみたい、
サムサの窯があるのがすごい!月に二回はこうやって家族が集まり、庭で食事をするんだとか。素敵!
初めて作るサムサ。
中に入る野菜も、ほうれん草とジャガイモと玉ねぎの他は、
マトルという黄色のネギみたいなもの
ニャルパスという、ミントみたいな紫色の葉
ジャージャーという、一見ルッコラみたいな葉
などなど、日本では馴染みのない野菜ばかりで興味津々✨
モシフルダというスープの作り方も教えていただき、とても勉強になりました!!
スマラクという、ウズベキスタンでナウルーズという正月みたいな日に食べる小麦を煮詰めたジャムみたいなものがあるのですが、作るのに手間がかかるため、今は工場で作っていて家庭で手作りのものを食べるのは珍しいそうです。
でも、ここのは手作りでした!
優しい甘さ。
なんて貴重な体験!!
素晴らしく楽しかった✨
娘たちも文化を知る良い機会になりました。
春休みの初日から、思い出深い体験をしました!
こちらがモシュフルダというスープのメイン食材のモシュ。
まず、ザルの上で石ころや出来の悪いモシュがないかを調べ、取り除く。
その後洗う。
モシュフルダの作り方は、
玉葱、黄色いカブ、人参、ジャガイモを細かく切る。
まず玉葱を炒め、玉ねぎが黄色くなったら肉(牛肉か羊肉)を加え、さらに炒める。
肉に火が通ったらカブと人参とジャガイモを加えて炒める。
10分くらいしたらモシュを加えてさらに炒め、水を加えて煮立たせる。
モシュが柔らかくなったら米を加えて塩で味付けをすれば出来上がり。
このモシュフルダを飲めば3日間何も食べなくても大丈夫なくらい栄養があると言われているらしい。
そして、美味しい!本当に味付けは塩だけ!?と何度も聞いてしまったほど深い優しい味。
お米が入っているので、たしかにこのスープだけで栄養も取れるしお腹も満たされる✨
次はコクサムサ作り。
こちらが材料!すごい量の野菜。
この黄色いネギのようなものはマトル。マトルとはエンジンという意味らしい。
カロリーが高く、心臓に良いし、精もつくのでマトル(エンジン)。
春にだけ山でとれる野菜で、馬肉と同じくらいタンパク質もあるらしいです。
こちらはミャルパス。
池の周りに自然に生えるそうです。こちらも春にだけとれる野菜で、ミントみたいな匂いがします、この匂いが精神を安定させるらしいです。小さい方が美味しく紫のものが美味しい葉らしいです。
この一見ルッコラみたいなものがジャージャー。
温室でも作っている野菜らしいです。
ここにあるものは全部身体によく、だから春には沢山の穀物を摂取することが大切なため、サムサにも入れるらしいです。
これらの野菜と、そのほかに玉葱とジャガイモをすべて細かく切り、塩をふってしばらく置いておき、水分が出てきたら絞ります。
そしてそれらを生地に包みます。
生地が小麦粉1キロに、水を茶碗1杯、塩大さじ1、油(ラードのようなもの)を大さじ2くらい。
こねて20分休ませて伸ばして丸めて、冷蔵庫でねかせます。それを1口大に切り、のばして具を包みます。
お母さんさすが!!
どんどん包んでいきます。
サムサは、釜で焼きます。
自宅に釜があるのがすごい。
釜は最初薪を入れて火を起こし、黒い煙がなくなるまで火を焚きます。
釜の中が熱せられると、壁部分が白くなります。壁が熱くならないとサムサがくっつかないようです。
充分にあったまったところで薪を取り出して水を入れ、釜の中を蒸気で満たします。
そこで、サムサを釜の壁にくっつけていきます。
熱くないのかな?
サムサがくっついてしばらくすると、再び水をかけて5分くらい蒸し焼きにします。
最後に表面を焼くためにまた炭を入れます。
肉が少しも入っていないのに、なんだかとってもジューシー!!
幸せな食卓✨
これがスマラクです。麦の芽をひたすら煮詰めて作ったもの。
物凄い手間暇かかるため、今では家庭で作ることは少ないのだとか。
でもこちらは手作りです!!ウズベキスタン料理は、美味しく興味が惹かれるものがいっぱい。
また色々と教わりたい!
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