文化祭オルカフェスタのリハーサルでウクレレを弾きながら軽快な歌を披露
東京インターハイスクール(TIHS)の渡辺です。
毎年この時期になると多くの生徒たちが卒業します。TIHSは完全単位制なので24単位を修了した月に卒業します。また毎月入学できるので普通の学校の学期中(6月とか11月、etc)に入学する生徒が多くいます。しかし殆どの生徒が日本の大学に進学するので卒業は2月と3月に集中します。
先週は2年前に中学2年で入学して今月2月にアメリカの高校(TIHS)を卒業した若干15歳のSさんが来校しました。アメリカでは才能があれば、どんどん進級、卒業、進学できる教育環境がありますが、日本の大学は受験資格として「18歳以上」という年齢制限があります。「天才は作らない」ルールがいまだにあるようです。しかし3年前にTIHSの女子生徒が、日本で珍しく「飛び級入学」を認めている国立千葉大学に17歳で進学しました。彼女は大学も飛び級で大学院に進む、と聞いています。
卒業生のSさんは音楽家を目指す才女で、ウクレレだけではなく様々な楽器を学び、きれいな歌声と共に聴き手を楽しませてくれるエンターテイナーです。作詞作曲家、歌姫として才能を発揮するSさんは学力も高く、多方面の活動が忙しくて地元の中学に通学していませんが(文科省の定義では不登校)、学校の定期テストは受けていつも学年トップグループの成績です。
THISの学習はユニークで、例えば英語は「英検準一級資格」、社会科は「ニュース検定2級資格」、体育は「少林寺拳法黒帯」など自分の興味関心がある様々な学習に挑戦しました。特記するのは、実務学科の単位履修では「宅地建物取引士(宅建)」の資格を取得しました。大人でも合格率15%前後の国家試験に合格する多才なSさんです。
これからシンガーソングライターとして歩む中で、多方面で才能を開花するSさんの活躍に注目すると共に応援します。
以上