1)アメリカからの卒業生とCap&Gown、 2)マンツーマンで指導してくれた学習コーチと
東京インターハイスクール(TIHS)の渡辺です。
新年早々アメリカ・ニューヨークから訪問してくれたO氏と卒業写真を撮りました。生まれも育ちもアメリカ、母国語も英語ですが、日本人の両親に育てられたので日本語の読み書き(字もきれい)も完璧な努力家です。ご一緒に来校されたお父様が「両親が英語が苦手で、幼い時から通訳をしてくれました」とパーフェクトバイリンガルを育てる極意を教えてくれました。通訳だけではなく、ニューヨーク地域の日系企業駐在員の子息が参加する日本語作文大会で優勝するなど日本語と思考力が優れた秀才です。
諸事情で昨年アメリカ現地高校から東京インターハイスクールに転校して、アメリカ在住のオンライン生として日本の学習コーチとチームを組んで大学進学を目標に学習しました。将来は医者、歯医者など医療関係の仕事を通して人助けをしたいと志しています。学院長としては、これだけ完璧なバイリンガル、バイカルカルチャーな才女はアメリカの大学ではなく日本の大学に進んで日本のアイデンティティを高めて国際舞台で活躍してもらいたいと望んでいます。
O氏の才能が開花したのは、お父様が国際的な教育者として娘さんを育まれた背景にあります。私がニューヨークで仕事をしていた時(1990年代)に有名私立校として既に人気があった「ニューヨーク育英学園グループ」の理事長を長年務めておられます。文科省配下の公立の日本人学校も同地域にありますが、「国際人を育てる」理念を掲げているNY育英学園は近年更に人気が高まっています。1990年に開校した「慶応義塾ニューヨーク学院」も国際人の育成を目指して日米の高校卒業資格を取得できる高校として人気があります。海外に在住している日本人は受験対応の「知識詰め込み教育」に偏重する文科省管轄の日本人学校よりも、より実践的な「国際水準の教育」を提供する日系私立校や現地校を選択しています。
以上